【第1話】から読む。
前回からの続き。俺はタイチ、妻のサユキと娘のチスズと3人暮らし。わが家は共働きだが俺の方が収入が多いので、サユキが家事全般こなしている。「家事を分担してほしい」と頼まれたこともあるが、家にいるときくらいゆっくりさせてほしいのでいつも断っている。俺の母さんは専業主婦でいつも家事が完璧だったし、女性はみんな家事ができるものなんだろうと思っていたが……サユキはなんだか家事が雑だ。そんなとき母さんがサユキのことを注意していて、これはチャンスだと思ったんだ。
前回の帰省後、洗濯を担当することになったのだが、なんとかしてサユキの仕事に戻したいと思っている。その次の帰省で実家に帰省したとき、ピッタリのタイミングがやってきた。
俺の味方をしてくれると思った母さんだったが、思っていた反応と違った。
その後も俺を叱り続ける母さんを見て、「たしかに働いて家事してって……冷静に考えたら……そりゃ大変だよな……」とサユキへの怒りはクールダウンしてしまった。
恥ずかしながら俺はやっと自分がどれほどサユキに甘えていたかを自覚した。
家事を女性の仕事だと思いこんでいた俺は、サユキから「家事を分担してほしい」と言われてもずっと聞こえないふりをしてきた。
それどころかサユキの家事の雑さに対してイライラもしていた。
でも、よくよく考えたら仕事をしているうえに家事をひとりでやるとなると、丁寧にできないのは仕方がないことだったのかもしれない。サユキからも怒られ、母さんからも叱られて、俺はようやく自分がしてきたことに気がついた。
家に帰ったら家事分担について話そうと思う。まだ間に合うといいな。
原案・編集部脚本・motte作画・カヲルーン編集・横内みか
【関連記事】
<義兄家族が大キライ!>乱暴でワガママな甥っ子たち!義兄はぐうたらで……帰省が憂鬱【前編まんが】
<ズボラ嫁と完璧義母>帰省中、義母から洗濯モノの注意「タグ見た?」気をつけま~す【第1話まんが】
<もてなす義母、甘える家族>義実家での集まり「お義母さん、台所でずっと動いてる」【第1話まんが】