【第1話】から読む。
前回からの続き。私はサユキ。先日義実家で洗濯をしていると、「洗濯マークをよく見なくちゃ」と義母から注意されてしまいました。私が大人しく話を聞いていると、タイチはその様子を見てかばうどころか、「家事が雑」と私をけなしはじめたのです。義母は善意から「参考になれば」と洗濯表示マークの一覧表を渡してくれましたが、私にとって家事に大切なのは丁寧さよりもスピード感。気持ちはありがたいのですが、その一覧表は捨ててしまうことにしました。しかしこれで騒ぎだしたのは、家事をまったくしないタイチだったのです。
私のフツフツと湧いてきた怒りがついにあふれだしました。
その日から洗濯は、渋々ながらもタイチがしています。本当は他の家事も任せたかったのですが、これまでと違ってちゃんと続けてくれているので、とりあえずはこれだけにしています。
まずは家事のなかで洗濯のみタイチが担うことになりました。まずは洗剤の違いから教えるくらい不慣れなタイチでしたが、少しずつ慣れていってもらうことにしました。この分担は義実家に帰省したときにも継続していて……。
義母がタイチに洗濯をするよう促してくれました。
タイチから「お前は家事が全部雑!」と言われたときには、さすがに腹が立ってしまいました。
義母からもらった洗濯表示マークの一覧表を大切そうに持っているタイチに、「共働きなのに家事を分担しないのはおかしい」と反論した結果……。タイチはぐうの音も出なくなったらしく、渋々ながらも洗濯をするようになってくれました。
しかしタイチの家事分担はまだ「洗濯」のみ。これから少しずつお願いする家事を増やしていこうと思っています。とはいえ今回は義母のおかげで、思いがけず「分担」の第一歩を踏みだせて良かったです。
【第4話】へ続く。
原案・編集部脚本・motte作画・カヲルーン編集・横内みか
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