前回からの続き。私はサユキ。共働きの私たち夫婦ですが、タイチは家事をまったくしてくれません。家でも家事は私の役目ですし、それは義実家に行っても一緒で、帰省先でも洗濯は私がしています。タイチの実家なのですから、帰省しているときくらいタイチがやってくれてもいいと思うのですが……。さていつものように帰省して洗濯をしていると、義母から「このマークのお洋服は手洗いしなきゃ」とタグを見せつけられてしまいました。とりあえず今回は義母の顔をたてるため、私が折れることにしました。
ニコニコしながら洗濯表示マークの一覧表を手渡してきた義母。「イヤミ」でも「嫁いびり」でもなく、完全な「善意」に満ちていました。イヤミだったらいくらでも言い返せるけど……こ、断りにくい。ここはひとつ素直に受け取っておこう……と、思うことにしました。
私はさっそく荷解きをはじめました。タイチはすでに横になっていますが、視界に入るだけでイライラするので見ないことにしました。私は洗濯物と一緒にしまっておいた洗濯表示マークの一覧表に気づきました。親切心だったんだろうけど……でも私はそんなに丁寧に洗濯するつもりもないし、参考にはしないかなあ。どうしても必要があれば調べればいいことだし……と、捨てることにしました。
義実家で洗濯をしていると、「洗濯マークをよく見なくちゃ」と義母から注意されてしまいました。
私が大人しく話を聞いていると、タイチはその様子を見てかばうどころか、「家事が雑」と私をけなしはじめました。義母は善意から「参考になれば」と洗濯表示マークの一覧表を渡してくれましたが、私にとって家事に大切なのは丁寧さよりもスピード感。
気持ちはありがたいのですが、帰省から戻った後で、その一覧表を捨ててしまうことにしました。しかしこれで騒ぎだしたのは、家事をまったくしないタイチだったのです。
【第3話】へ続く。
原案・編集部脚本・motte作画・カヲルーン編集・横内みか
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