【写真】2024年の漢字を発表する西畑大吾
松平健が主演を務める「暴れん坊将軍」シリーズの最新スペシャルとなるテレビ朝日ドラマプレミアム「新・暴れん坊将軍」(夜9:00-10:54、テレビ朝日系)が、2025年1月4日(土)に放送される。このたび放送に先がけ、松平と吉宗の嫡男・家重を演じるなにわ男子・西畑大吾が囲み取材に出席。お互いの印象や撮影秘話を語った。
■人気シリーズ「暴れん坊将軍」が17年ぶりに復活
同作は、1978年から2003年にかけて放送された大ヒット時代劇シリーズ。八代将軍・徳川吉宗(松平)が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称“新さん”として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこる悪を討つ痛快時代劇だ。主演の松平はこの“吉宗”役で人気を不動のものにし、「松平=上様」のイメージを定着させた。
17年ぶりの復活となる今作は、監督・三池崇史×脚本・大森美香という最強クリエイターがタッグを組む。また、新キャストとして、吉宗の嫡男・家重を演じる西畑をはじめとして、小澤征悦、藤間爽子、木村了、駒木根葵汰、内藤秀一郎、勝村政信、小野武彦、高島礼子、生瀬勝久など、豪華俳優陣が集結。さらに先日、GACKTの出演も発表されている。
■難役へ挑戦した西畑を松平も称賛「しっかりと使い分けていてすごく良かった」
ーー出演オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。
松平:前々から熱望していたことが現実となり、17年ぶりの復活で本当にうれしい限りです。
西畑:歴史ある作品に出演させていただけるのがすごく光栄なことだと思いましたし、何より上様の息子役、しかも嫡男という跡継ぎ候補として出演できるとは思っていなかったので、とても驚きました。台本を読みながら、とてもドキドキワクワクしていました。
ーー西畑さんは今回、麻痺を抱える将軍家嫡男“家重”とべらんめえ口調の“福太郎”の演じ分けに挑戦していますがいかがでしたか?松平さんは、西畑さんの“時代劇役者っぷり”はどうでしょうか?
西畑:左手しか使えない状態での殺陣はとても大変でした。ですが、松平さんにアドバイスをいただいたことで、左手しか使えないことが逆に個性に繋がり、難しかったけど楽しかったです。べらんめえ口調については、使ったことがなかったのでイントネーションが難しくて…。監督と相談しながら臨みました。
松平:西畑さん演じる家重も裏では街に出るという、私が将軍と新之助をやっているのと同じような設定になっていましたが、それをしっかりと使い分けてすごく良かったなと。立ち回りはとても俊敏でキレが良く、とても綺麗でしたね。
■「初対面でいきなり“マツケンサンバII、歌ってます!”と言ってくれて(笑)」
ーーお互いの最初の印象はいかがでしたか?撮影中にお話されたことも教えてください。
松平:第一印象は…初対面でいきなり「マツケンサンバII、歌ってます!」と言ってくれて(笑)。
西畑:ファンなので、とにかく“好きです”という気持ちを伝えようと思って「マツケンサンバIIが大好きです。よく歌わせていただいています」というあいさつから入りました。
松平:そのおかげで最初から打ち解けた気がします。「暴れん坊将軍」シリーズに息子が登場するのは初めてなので、西畑さんの参戦はとても新鮮でした。今回は、息子たちの存在や史実に沿った内容が盛り込まれるなど、今までとはちょっと違う新しい「暴れん坊将軍」になったなと思います。
西畑:僕自身、時代劇の経験は多いわけではなく、殺陣も初めてだったので、松平さんからたくさんアドバイスをいただきました。刀の振り方や角度によって全然変わることなど、とても丁寧に教えてくださって助かりました。
ーー具体的に、松平さんから西畑さんへどういったアドバイスをされたのでしょうか?
松平:主に型や所作でしょうか。着物をまとっての立ち回りは、現代劇みたいに足を開くわけにはいかないですし、右で振ったら右足が出て、左に下ろしたら左足が出るという感じで、ダンスなどとは手足の動きが違うんです。
西畑:家重が持つ洋剣では“みねうち(=刃ではなく、反対側の“峰”で相手を打ち付けることで殺さずに倒す手段)”ができないので、敵を殴ることが多かったのですが、“殴った感”の迫力が出る角度も教えていただきました。
■こんな父親や息子がいたら?「自慢しまくると思います」
ーーお互いに、こんな父親や息子がいたらいかがでしょうか?共演してみて感じたことはありますか?
松平:家重は最初父である吉宗に反発していて、心の距離はだいぶ離れています。それが事件を経てお互い打ち解けていくのですが、西畑さんは最初から最後までずっと礼儀正しく、さわやかな青年でしたよ。
西畑:もし松平さんが父親だったらめちゃめちゃ自慢しまくると思います。すごくびっくりしたのが、殺陣とそれを覚えるスピード。20以上も手(=動作)がある長めの殺陣で、2~3回流れを見て確認したら即、本番なんです。どうやって覚えてるの!?と驚きました。しかもひとつひとつの所作も美しくて…。自慢の父ですね。
あとは、松平さんの周りに漂っているオーラがすごく優しくて、とても安心感をいただいていました。大変なシーンも松平さんがいらっしゃると安心して撮影に臨めたので、話していなくても分かる現場を和ませる力も、共演してとても感じました。
ーー若い世代に向けてアピールしたい「新・暴れん坊将軍」の魅力を教えてください。
西畑:跡継ぎ問題はもちろん、現代で起きている社会問題をも盛り込んだ風刺的なストーリーになっているので、若い世代が見ても楽しんでいただける内容だと思います。あとは、何と言っても上様がかっこいい!近くで見ていたからわかるのですが、迫力は段違いです。おめでたい新年にピッタリの作品だと思うので、家族全員で楽しんでいただけたらと。
松平:お子さんからご年配の方まで、誰が見ても楽しめる作品になっていると思います。
ーー最後に、2024年を振り返り、今年の漢字を発表してください。
松平:今年は“喜”ですね。1年を振り返ってみて本当に忙しい年だったのですが、皆さんにたくさん喜んでいただいた、笑顔になっていただいたイメージがあります。
西畑:僕は“初”です。まげ姿も殺陣も、この「新・暴れん坊将軍」で初めて経験させていただきましたし、グループとしては初めてアジアツアーに挑戦でき、初めてのことが多かった1年でした。
【関連記事】
・
【写真】西畑大吾、2024年の漢字を発表し笑顔
・
【写真】松平健&西畑大吾、そろいの羽織袴姿の全身ショット
・
【写真】“今年の漢字”について語る松平健
・
日本エンタメの財宝・時代劇は老若男女誰しもが楽しめる「暴れん坊将軍」等からその魅力を紐解く
・
【漫画】父親と愛する人を殺され、仇討ちを行う青年に宿る不思議な力とは…切ないサイキック時代劇に「読み応え凄い」の声