【動画】ハン・ヒョジュ&イ・スンギの恋模様にキュン…予告動画
韓国トップスター、ハン・ヒョジュとイ・スンギが共演し、韓国で最高視聴率47.1%を記録したドラマ「華麗なる遺産」(2009年)。今も大活躍中のトップ俳優2人による15年前の傑作ドラマが12月23日(月)から31日(火)までの8日間、Jテレで年末一挙放送される。放送当時、韓国で社会現象を巻き起こした「華麗なる遺産」の見どころとは?
■突然、資産家の遺産相続候補に!「華麗なる遺産」あらすじ
「華麗なる遺産」は2009年の放送時、“国民的代表ドラマ”とまでいわれた韓国の大ヒット作。不幸が重なってもたくましく生きるヒロインと不愛想な御曹司の間で、ドロドロの遺産相続問題と甘いロマンスが交錯するラブコメディだ。
留学先のニューヨークからソウルに帰国した社長令嬢コ・ウンソン(ハン・ヒョジュ)は、空港でカバンを他人のものと取り違えてしまう。バッグのネームタグにあった携帯番号に電話すると、出たのは何やら無礼な男。指定された場所にカバンを持って会いに行くと、そこにいたソヌ・ファン(イ・スンギ)はカバンも返さず、傍若無人なふるまいでウンソンを振り回す。当惑し、怒りすら覚えるウンソン。
その後ウンソンは、父の会社の倒産、父の事故死という不幸に見舞われる。弟を連れて家を出て働き始めるウンソンだが、勤務中に弟が行方不明に…。
悲しみに打ちひしがれながらも、生きるため働かなければならないウンソンはある日、路上に倒れていたおばあさんを助ける。そのおばあさんが実は、ソルロンタンチェーンを展開する大手企業チンソン食品の会長であり、ファンの祖母スクチャだった――。孫であるファンの放蕩ぶりにあきれ果てていたスクチャは、心優しく努力家のウンソンを遺産相続候補に指名し、周囲を驚かせる。
■イ・スンギ&ハン・ヒョジュの豪華タッグ
まず、今や国民的スター俳優となったヒョジュとスンギの15年前のタッグというのが見逃せないポイントだ。
「花遊記」(2017年)や「マウス」(2021年)、「ルール通りに愛して!」(2022年)など主演作が引きも切らず、バラエティMCとしても活躍するスンギは、17歳だった2004年に現役高校生歌手としてデビュー。バラエティ番組「1泊2日」での気さくで明るいキャラクターも人気を呼び、“国民の弟”としてお茶の間の人気を獲得した。「華麗なる遺産」は、そんな彼にとって初主演ドラマだ。
一方、ヒョジュはモデルの仕事をきっかけに芸能界入り。2006年のドラマ「春のワルツ」の主演に大抜擢された。新人同然のヒョジュが「秋の童話」「冬のソナタ」など四季シリーズの完結編でヒロインを演じたことは、当時シンデレラストーリーとして大きな話題を集めた。その後、2010年に時代劇大作「トンイ」の主演を務め、国際派清純女優としてゆるぎない人気を獲得する。近年では、2023年の大ヒットドラマ「ムービング」での好演が記憶に新しい。
■不器用すぎるファンの恋模様がたまらない
ともに1987年生まれで「華麗なる遺産」放送時は満年齢で22歳。ヒョジュはフードコーディネーター志望の明るいヒロイン・ウンソンを、スンギは裕福な家庭で甘やかされて育ったわがままな御曹司ファンを演じた。
ウンソンは困っている人を放っておけない性格で、偶然助けたスクチャに見込まれ、莫大な遺産の相続人候補に指名される。誠実なウンソンは、遺産相続問題をきっかけに孫のファンを奮起させたいというスクチャの本心をくみ取り、スクチャとチンソン食品のため力を尽くしていく。清純派女優として注目を集めるヒョジュが演じる健気なヒロインに、視聴者の共感が集中した。
一方、ファンにとってウンソンは“遺産を持っていこうとする憎い女”。しかもスクチェの命令でウンソンと同じ店で働くことになり、負けん気に火がついたファンは仕事に本気を出すようになる。
序盤はロマンスより、ウンソンとファンの丁々発止の掛け合いと“資産家の遺産相続”というドロドロ展開が色濃い本作。内心ではウンソンの誠実な働きぶりと純粋さに惹かれているのに、どうしても素直になれない…そんなファンの淡い思いが一気に爆発するのが中盤10話、スクチャの計らいでおしゃれしたウンソンに、ファンがばったり出くわす場面だ。
ばっちりメイクにミニワンピ…。ウンソンのあまりの変身ぶりに、ファンは言葉も出ない。ただ、まじまじとその可愛い顔に見とれ、目を泳がせて「そ、その恰好はなんだ」とドギマギし、「似合ってない」と心にもない暴言を吐いてしまう。だが、部屋に戻っても頭の中はウンソンでいっぱい。「あんな顔だったか…?」とボーッと思い出している――。とっくにウンソンの魅力に気づいているのに素直になれないファンを、スンギがチャーミングに演じている。
■抜群ケミのイ・スンギとハン・ヒョジュは共通点だらけ!
ドロドロ展開と淡いロマンスの絶妙なバランスが放送時、韓国視聴者の圧倒的支持を受け、最後の5話は毎回視聴率40%超という人気ぶりだった本作。
ヒョジュのボブカットやスンギのストールの巻き方が流行するなど社会現象化し、2人も一躍スターへ。特にファンは序盤、健気なウンソンに敵意むき出しで応じる“憎まれ役”だったこともあり、スンギもそれまでの好感度抜群の“国民の弟”からイメージを更新。役の幅も広がり、当時出演していた人気バラエティの視聴率も足して“視聴率70%男”と呼ばれるまでにステップアップした。
同い年のヒョジュとスンギはほかにも共通点がいっぱい。芸能界の“87年生まれの会”のメンバーで、出身大学も、デビュー作も同じドラマ「ノンストップ」(2005年)だ。さらに、ヒョジュの故郷である清州・栗陽洞(ユルリャンドン)でスンギも一時期過ごしたことがあるという。かつてバラエティでスンギが「僕が少しだけ住んでいた家の向かいにハン・ヒョジュさんの家がありました」と打ち明け、注目を集めた。そんな2人ならではの相性抜群のカップリングをぜひ本作で確かめてみてほしい。
犬猿の仲から甘いロマンスに発展していく主人公カップルの恋模様に胸キュン必至の「華麗なる遺産」。クリスマスから年末年始にかけ、大切な誰かとの絆に思いを馳せたい時期にぴったりのラブコメディだ。
◆文=酒寄美智子
【関連記事】
・
“視聴率70%男”のイ・スンギが、韓流ドラマ「華麗なる遺産」の秘話を明かす!
・
柏原芳恵が豪華ゲストとしっとり振り返る、懐かしいあの頃…目まぐるしい現代にこそ必要な大人のための番組たち
・
大ヒット韓国ドラマ「華麗なる遺産」の一挙放送に、大晦日「2024長岡まつり大花火大会」放送も“無料視聴”Jテレ12月ラインアップ
・
高岡早紀、清原果耶・今田美桜らJテレ気象班との最後の記念写真公開「Jテレの皆さまありがとうございました」
・
【漫画】人間は猫による家の乗っ取りを防ぐことはできるのか…猫 vs 猫嫌いな男性のガチンコ対決に「これ以上の負け戦はない」の声