吉岡里帆、臼田あさ美らが、2025年1月スタートの日曜劇場『御上先生』(主演・松坂桃李)に出演することが決定した。
完全オリジナルストーリーである今作の脚本を担当するのは、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろば。松坂とは、第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した松坂主演映画『新聞記者』以来のタッグで、今作で初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。そして、『アンチヒーロー』(2024年)、『VIVANT』(2023年)、『マイファミリー』(2022年)、『ドラゴン桜』(2021年)など、近年話題となった日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝がプロデューサーを務める。
松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(みかみ たかし)。とある出来事を機に“日本の教育を変えてやろう”と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。“考える”力を身につけるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子どもたちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づいていく。そんな中、御上は新たに設けられた官僚派遣制度によって私立高校への出向を命じられる。実質、エリート官僚にくだされた左遷人事。しかし御上は、制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声を上げ、制度の内部から壊せばいい、と自ら教壇に立つ。制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる“官僚教師”が、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。
今回、松坂が演じる“官僚教師”の御上が担任を務める『隣徳学院』3年2組の生徒29名に深く関わる役どころとして、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝の8名の出演が決定。
『ごめん、愛してる』以来7年ぶりの日曜劇場出演となる吉岡里帆は、隣徳学院3年2組の副担任・是枝文香(これえだ ふみか)を演じる。熱心で生徒からの信頼も厚い国語教師だが、文科省から御上がやってきたことで大きな影響を受けることになる。御上との共闘を通して、どのように変化していくのか、生徒たちにどう向き合っていくのか、注目してほしい。
隣徳学院3年の学年主任・溝端完(みぞはた たもつ)は、迫田孝也が演じる。実は国家公務員試験に落ちた経歴を持つ。そんなところへ、エリート官僚の御上が赴任してくるので、当然面白くない。果たして御上に対して何を思い、どう接していくのか。『VIVANT』では松坂が演じた別班・黒須との共演シーンが話題に。
今作が実に12年ぶりの日曜劇場出演となる臼田あさ美。保健室で生徒や時には是枝など教師たちの心のケアを行なう養護教諭の一色真由美(いっしき まゆみ)を演じる。今後、どう御上と絡んでいくのか、過去の作品で夫婦役を演じた松坂との掛け合いにも注目だ。
主演を務める『【推しの子】』など話題作への出演が続く注目の若手俳優・櫻井海音が、『VIVANT』に続き2作目の日曜劇場出演。今作で御上の文科省の後輩・津吹隼人(つぶき はやと)を演じる。国を変えるために官僚になったはずなのに、やっていることは……。働く若者の葛藤を体現する津吹を櫻井がどう演じるのか。
『アトムの童』、『VIVANT』、『アンチヒーロー』など近年日曜劇場への出演を重ねる林泰文は、神出鬼没な男・中岡壮馬(なかおか そうま)を演じる。果たして、彼はどんな人物なのか、御上たちにどんな影響を及ぼすのか注目してもらいたい。
御上の上司で、文科省初等中等教育局局長・塚田幸村(つかだ ゆきむら)を及川光博が演じる。御上の隣徳学院への赴任を後押しした人物だ。『半沢直樹』『グランメゾン東京』『ドラゴン桜』など数々の日曜劇場に出演してきた及川。今作でも物語のキーパーソンの1人として期待が高まる。
主演を務めた『グッドワイフ』以来5年ぶりの日曜劇場出演となる常盤貴子。元隣徳学院の教師・冴島悠子(さえじま ゆうこ)を演じる。ある出来事がきっかけで学院を去り、現在はコンビニでパートとして働いている。一体何が彼女に起きたのか、どう物語へと影響を及ぼすのか、ぜひ注目してほしい。
隣徳学院の理事長・古代真秀(こだい まさひで)を演じるのは、Netflix『地面師たち』での好演も記憶に新しい北村一輝。日曜劇場への出演は『天国と地獄~サイコな2人~』以来4年ぶりとなる。隣徳学院を新設し、一代で東大入学者数が県内ナンバーワン進学校まで作り上げた。生徒たちとも気さくに接する一面を持ち、世間では理想的な学校経営者として認知されている人物。
『3年B組金八先生』や『ドラゴン桜』『花より男子』『高校教師』など、時代時代で世の中にインパクトを与える学園ドラマを放送してきたTBS。今作は子供が生きる“学校”、大人がもがく“省庁”という一見別次元にあるこの2つを中心に物語は展開していく。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に1人の官僚教師と、令和の高校生たちがともに立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。期待の若手キャストが揃った生徒役29名に加え、経験豊富な大人キャストが揃った今作、これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。
12月23日(月)には、キービジュアルと劇中音楽も発表予定。年明けにも情報解禁を控えている。
日曜劇場『御上先生』
放送日時:2025年1月スタート毎週日曜21:00〜21:54
■出演者
御上孝:松坂桃李
是枝文香:吉岡里帆
溝端完:迫田孝也
一色真由美:臼田あさ美
津吹隼人:櫻井海音
中岡壮馬:林泰文
塚田幸村:及川光博
冴島悠子:常盤貴子
古代真秀:北村一輝
【隣徳学院3年2組】
神崎拓斗:奥平大兼
富永蒼:蒔田彩珠
次元賢太:窪塚愛流
椎葉春乃:吉柳咲良
宮澤涼:豊田裕大
東雲温:上坂樹里
千木良遥:髙石あかり
徳守陣:八村倫太郎
冬木竜一郎:山下幸輝
和久井翔:夏生大湖
倉吉由芽:影山優佳
櫻井未知留:永瀬莉子
安西淳平:森愁斗
小栗天音:安斉星来
晴山奈緒:矢吹奈子
香川大樹:今井柊斗
波多野侑:真弓孟之
榎本咲良:西本まりん
遠田祥子:花岡すみれ
戸隠栞:野内まる
村岡渉:山田健人
伊原宙:渡辺色
高梨晋太郎:青山凌大
川島圭祐:藤本一輝
遠藤雄大:唐木俊輔
綾瀬智花:大塚萌香
市原穂波:鈴川紗由
金森絵麻:芹澤雛梨
名倉知佳:白倉碧空
■スタッフ
製作著作:TBS
脚本:詩森ろば
プロデューサー:飯田和孝、中西真央、中澤美波
演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
脚本協力:畠山隼一、岡田真理
教育監修:西岡壱誠
学校教育監修:工藤勇一
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