<らんま1/2>キス寸前の乱馬とあかね… 乱馬が見せた誠実な行動に「尊い」と称賛

アニメ「らんま1/2」第8話が放送/(C)高橋留美子・小学館/「らんま1/2」製作委員会

<らんま1/2>キス寸前の乱馬とあかね… 乱馬が見せた誠実な行動に「尊い」と称賛

12月19日(木) 17:30

アニメ「らんま1/2」第8話が放送
【写真】良牙のもう一つの姿・Pちゃんに頬ずりする白鳥あずさ(CV:悠木碧)

高橋留美子原作の完全新作テレビアニメ「らんま1/2」(毎週土曜深夜0:55-ほか、日本テレビ系/放送直後よりNetflixにて独占配信)の第8話が11月23日に放送された。コルホーズ学園高校格闘ペア・スケート黄金ペアとひょんなことから対決することになった乱馬とあかね。その過程で距離が縮まり、キス寸前までいくが…。そこで乱馬が見せた誠実な行動に視聴者から称賛の声が上がった。(以降、ネタバレを含みます)

■「らんま1/2」
アニメ「らんま1/2」メインビジュアル


原作は、1987年から1996年まで「週刊少年サンデー」(小学館)で連載されていた高橋留美子による同名漫画。水をかぶると女の子になってしまう呪いをかけられた早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねが繰り広げるドタバタ格闘ラブコメディだ。

最初のTVアニメが1989年から1992年にかけて放送。劇場版アニメやOVAも制作されたほか、2011年に日本テレビで賀来賢人、新垣結衣、夏菜で実写ドラマ化された。そんな「らんま1/2」が約32年ぶりに完全新作アニメ化。「呪術廻戦」や「チェンソーマン」などの人気アニメを手がけたMAPPAが制作を務める。

■声優・宮野真守と悠木碧の実力で令和に蘇った、クセつよキャラ
アニメ「らんま1/2」第8話より


第8話では、あかね(CV:日高のり子)と一緒に出かけていた、良牙(CV:山寺宏一)のもう一つの姿である黒い子ブタのPちゃんが何者かに連れ去られてしまう。連れ去ったのは、コルホーズ学園高校格闘ペア・スケート黄金ペアのひとり、白鳥あずさ(CV:悠木碧)だった。

可愛いものに目がない彼女はたまたま見つけたPちゃんに一目惚れし、勝手に連れ去ったのだ。シャルロットという名前までつけ、Pちゃんを自分のものにしようとするあずさと、あかねは対立。一方、乱馬(CV:山口勝平)はあずさのペア・三千院帝(CV:宮野真守)が、会っていきなりあかねにキスしようとしたのを阻止する。このことをきっかけに、あかねと乱馬は二人と格闘ペア・スケートで勝負することに。

一難去ってまた一難。これまでも乱馬があかねに想いを寄せる帯刀 (CV:杉田智和)や自身に恨みを持つ良牙から勝負を挑まれたり、小太刀(CV:佐倉綾音)に一目惚れされ、怪我をしたあかねの代わりに格闘新体操で対決する羽目になったりするなど、二人はいろんな騒動に巻き込まれてきた。しかも、相手にするのはキャラが濃い人たちばかり。

今回のあずさと三千院も相当癖の強い二人だが、特に印象的なのはその二面性だ。あずさはラブリーな見た目に反して、暴力的で思い通りにいかないと椅子を振り回し、灰皿で三千院を殴る。そんなあずさの行動に我慢ならず、三千院のナルシストキャラが崩壊。「このバカ女!」とキレまくる。そんなひと癖もふた癖もある二人を演じるのは、悠木碧と宮野真守。どちらも声優界屈指の実力派で、演じる役によって声の印象が大きく変化するのはもちろんのこと、表現力も豊かで同じ作品の中でも緩急ある芝居でメリハリをもたらす。

その実力で令和に蘇ったあずさと三千院に、視聴者からは「三千院の宮野真守がハマり役すぎて笑う」「宮野真守は実写でも三千院帝いける」「悠木碧さんのあずさちゃんは優雅さとワガママさがよく出ていてビックリした」「強過ぎる布陣」という声が上がった。
アニメ「らんま1/2」第8話より


■あかねとキス寸前…誠実な乱馬の行動に称賛の声も

キャラの濃いあずさと三千院は練習方法も普通ではなく、あかねと乱馬の前で極真カラテの荒行のひとつ「百人組手」のスケートVer.を披露。100人もの屈強なアイスホッケー選手たちが襲いくる中、二人は優雅に氷の上を滑りながら、たった9秒で一人残らず蹴散らす。

その様子を見て「今度の試合は格闘スケートか!勝てる!格闘と名がついたら勝てるぜ!」と希望を見出す乱馬だが、実はスケートは大の苦手。氷の上にまともに立つこともできず、かっこ悪いからと、わざわざ女らんま(CV:林原めぐみ)の姿で練習していた。しかし、そのせいで三千院に唇を奪われてしまった乱馬はスケート対決を前に一対一での決闘を申し込む。

スピン回転しながら相手にぶつかっていく三千院の必殺技「死霊の盆踊り」をまともに喰らいながらも、最後まで倒れなかった乱馬。勝負には勝ったが、心の傷は癒えないままだった。乱馬が三千院を許せないのはファーストキスだったこともあるが、何よりもショックだったのはその場面をあかねに見られてしまったこと。友人たちには「誰があんな色気のない女」と否定していたが、乱馬は明らかにあかねのことが気になっている。

そうとも知らず、「あんたって口の割には隙が多いから」とからかってくるあかねを抱きかかえ、「人のこと言えるかよ」と顔を近づける乱馬。自分からやったくせに「べ、別にキスしようとしたわけじゃ…」と言い訳しながら、距離を取る乱馬に「どうせあんたにそんな度胸あるわけないもん」とあかねは動揺を隠しながら返す。「そんなこと言ってると、本当にやるぞ!」「面白い!できるもんならやっててごらーん!」と売り言葉に買い言葉でいつものように小競り合う二人だが、いざ見つめ合うと、どうしていいかわからない。

結局は直前で怖気づいた乱馬だが、「おめえが嫌じゃなければ、俺は…」と打ち明け、恥ずかしそうに俯く。向かい合った二人の、近づきそうで近づかないこの距離感こそ、本作の醍醐味だ。ラストには、そこにあかねの家族や玄馬(CV:チョー)が乱入。「やるのかやらないのはっきりしなさい!」というなびき(CV:高山みなみ)の言葉は我々視聴者の気持ちを代弁してくれているかのようだった。確かにもどかしいけど、「本当に好きな相手でないと」とあかねを気遣ってキスしなかった乱馬に視聴者からは「恋愛を軽んじない誠実な考えを持ってるようですごい好きだな」「相手の同意なしに勝手にキスする三千院帝と、自分はあかねとキスしたいけど、あかねの同意がないと駄目だよな…で踏みとどまる乱馬で、いい対比だよね」「乱馬、あかねの気持ちを大事にしてくれてて本当に初期の二人は尊いな」と称賛の声が上がっている。

※日高のり子の高は、正しくは「はしごだか」

■文/苫とり子



【関連記事】
【写真】不服そうな表情を浮かべる乱馬
<らんま1/2>小太刀 VS らんま、「これぞ高橋留美子ワールド」なカオスな試合展開が話題に
<トリリオンゲーム>「手口が巧妙すぎる」芸能事務所のボンボン社長と大株主を罠にかけるハルの手管に視聴者も舌を巻く
2024秋アニメ無料で見る方法|厳選秋アニメ全話あらすじ更新中「ダンダダン」「チ。」「ドラゴンボールDAIMA」<ABEMA>
【漫画】「誰なんですか-!?」散歩中のガラスや車や水たまりに現れる“あのこ”の正体とはいったい…?/しばんばん2(4)
WEBザテレビジョン

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ