東村アキコの自伝漫画『かくかくしかじか』永野芽郁×大泉洋で実写映画化が決定

東村アキコの自伝漫画『かくかくしかじか』永野芽郁×大泉洋で実写映画化が決定

12月17日(火) 10:40

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東村アキコの自伝漫画『かくかくしかじか』の実写映画化が決定。2025年5月16日(金) より公開される。

映像化の話が絶えなかった本作は、東村が完璧な形での実現は不可能だろうと断り続けていたが、自身が脚本を執筆することで映画化が実現。漫画家を夢見るぐうたら高校生・林明子を永野芽郁、人生を変えた最恐の絵画教師・日高健三先生を大泉洋が演じる。本作の映画化を決断するきっかけとなったのは永野と大泉の存在だったそうで、東村が永野なら良い作品になると確信を持ち、さらに日高先生役は「この人しかいない」と大泉を熱望していたという。監督は映画『地獄の花園』で知られる関和亮が務める。

併せて公開された特報映像は、明子が日高先生と出会うところから幕を開ける。絵を描くことだけは自信があり、これから漫画家に向かって輝かしい人生を歩めると思っていた明子だったが、絵画教室を営む日高先生の怒号とともに竹刀が振り下ろされる。その指導に反発し、「あんなのただの体罰教師じゃん!」と逃げ出す明子の姿がコミカルに描かれる。

ただひたすら「描け」と言われ続ける日高先生との戦いの日々や愛憎を超えたふたりの特別な関係。大声で笑い泣く、明子と日高先生の美しい日々から一転、日高先生を想いながら、“わたしは、許されない嘘をついた”と涙を流す明子の心打つシーンが訪れる。明子が人気漫画家になるまでの残酷な“嘘”と“秘話”が想像できる内容となっている。特報のナレーションは、TVアニメ『海月姫』で主人公「倉下月海」役、TVアニメ『はたらく細胞』で主人公「赤血球」役を演じた花澤香菜が務めており、東村、永野とも浅からぬ縁のあるキャスティングとなっている。

また東村による直筆イラストも公開。「やっと情報解禁です。」のコメントとともに、明子と日高先生を演じたラフな永野と大泉の姿が表現されている。

東村アキコによる直筆イラスト

■永野芽郁 コメント
今作は、東村先生と恩師との時間を描いた作品ですので、人の人生を演じることにいつもに増して責任を感じますし、私が演じることによって、先生の過ごしてきた時間が違うものになってしまうことは絶対にしたくなかったので、原作もそうですし、先生がお話ししてくださることも、佇まいも、毎日勝手に観察しながら過ごしていました。漫画家の役は以前も演じたことがあったので、久しぶりにGペンを持ったり、ベタを塗ったり、トーン張りしたり、お芝居を忘れて没頭しました(笑)。

大泉さんとの共演は、教室で竹刀を持っている姿が原作から出てきたのではないか、と驚くほどぴったりで感動したのを覚えています。そして当然と言えばそうかもしれませんが、カメラが回ってない時はとにかく楽しくお話ししてくださるのですが、カメラが回るともうほんとに怖い。いつ竹刀が飛んでくるかわからない先生に切り替わるので、俳優として傍で見ていてすごく刺激になりました。

誰しもがちょっと分かるな、と思ってもらえるような、笑えてじんわり涙する映画ができたと思います。そしてきっと自分の恩師に会いたくなると思います。劇場でご覧いただけると嬉しいです。お楽しみに!

■大泉洋 コメント
『かくかくしかじか』という、東村作品の中でも、ファンからの支持の熱い作品に出演させていただき、オファーをいただいた時には、喜びと、プレッシャーに溢れておりました。

しかしながらいざ撮影に入りますと、現場に付きっきりで、当時の本当の様子を教えてくれる東村先生のおかげもあり、とにかく楽しい日々でございました。

日高先生と、明子との、長きにわたる絆と、複雑な愛情を、永野芽郁ちゃんと共に、繊細に、でも底抜けにコミカルに演じられたと思っております。

原作ファンの皆様にも、まだ読んでいない皆様にも、自信をもって、おすすめできる作品です。
どうぞ公開を、楽しみにしていてください。

■東村アキコ コメント
私の代表作であり、自伝的作品でもあるかくかくしかじかがこの度、映画化することになりました。
映像化の話は前からいろいろありましたが、今まではお断りすることが多く、また、テレビドラマとなると宮崎ロケ、金沢ロケ、東京ロケという三都市を跨ぐ撮影がかなり大変なので、これまた無理だろうなとか、まあとにかく、油絵とかデッサンもたくさん用意しないといけなかったりもあるし、地味な漫画のようで、実は映像化にはけっこう大変な要素が多いストーリーなので完璧な形での実現は不可能だろうと思って……それで今まではお断りしておりました。
でも今回、永野芽郁さんが明子をやってくださるというお話をいただいた時「演技力がすごいあの永野さんが演じてくださるなら、すごくいい作品になるはずだ」という確信めいたものが生まれて、そのためなら私も制作に全力で関わろうと思いお受けしました。
日高先生役には大泉洋さんを、私からのキャスティングリクエストでお願いしました。このおふたりを中心に、絵画教室の風景を関和亮監督が本当に瑞々しく、永遠の記憶のような映像で撮ってくださいました。
私も連載を休んでロケハンから撮影から全て参加しました。映画の中の絵やデッサンは私が全て美術監修させていただいてます。大変でしたが、永野芽郁の明子を観たいがためにやらせていただきました。
公開はまだ先ですがどうぞよろしくお願いいたします。

■関和亮 コメント
『かくかくしかじか』を映像化することができました。
永野芽郁さん、大泉洋さんが演じるということ、東村アキコさんが脚本担当すること、そんな奇跡がこの作品を映像化に導きました。
人生における先生という存在は誰の中にもあるかと思います。
そんな先生を思いながら観ていただけたら幸いです。
ぜひ劇場に足をお運びください。

映画『かくかくしかじか』特報映像

<作品情報>
映画『かくかくしかじか』

2025年5月16日(金) 公開

公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/kakushika/

(C)東村アキコ/集英社 (C)2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会

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