岡山市の
夢二郷土美術館本館
(両備ホールディングス・岡山市)は、企画展「
松田基コレクション10IV:こども学芸員が選ぶ夢二の名品/范曽美術館開館40周年記念 夢二と范曽の詩情
」をスタートした。こども学芸員が選んだ作品や、舞妓(まいこ)の横顔を描いた美人画「早春」などの名品を展示する。会期は2025年3月9日まで。
夢二郷土美術館は、実業家の松田基氏(両備グループ元代表)が、竹久夢二(1884-1934)の優れた肉筆作品などコレクションの礎を築き、1966年に夢二の故郷・岡山に創設された。今回は、松田氏が交流のもとに作品を収集し、美術館設立にいたった中国人画家・范曽(はんそう)の作品を特別に公開。書や詩にも通じ、人物画の鬼才と称された范曽の作品から約10点を夢二の作品とともに鑑賞できる。また、毎年冬に開催する「松田基コレクション」では、当館で活動するこども学芸員が選んだ夢二作品を子どもたち直筆の解説文とともに展示している。
開館時間は9時~17時(入館が16時30分まで)。休館日は月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、12月25日(水)~1月1日(水)。入館料は大人800円、中高大学生400円、小学生300円。
ちなみに開館40周年を迎えた范曽美術館は同じ岡山市にあり、年に3日間だけしか開館せず「幻の美術館」と呼ばれている。
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