約9割が「英語学習アプリだけでの学習」に限界を感じている!その理由は?

約9割が「英語学習アプリだけでの学習」に限界を感じている!その理由は?

約9割が「英語学習アプリだけでの学習」に限界を感じている!その理由は?

12月13日(金) 11:10

ビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates」を展開するビズメイツは、対人ではない英語学習アプリのみで、半年以上英語研修を続けている会社員411名を対象に、英語学習アプリを使用した研修に関する実態調査を実施しました。

■英語研修の目的、「海外出張の準備のため」が約半数

「Q1.お勤め先で英語研修を行っている目的を教えてください。(複数回答)」(n=411)と質問したところ、「海外出張の準備のため」が49.6%、「社員の福利厚生のため」が40.4%、「顧客対応(インバウンド)のため」が38.7%という回答となりました。

■約8割が、研修の目的が「達成できている」と実感

Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q2.利用している目的を達成できていると思いますか。」(n=403)と質問したところ、「かなり達成できている」が23.9%、「やや達成できている」が54.3%という回答となりました。

■目的達成の要因、「効果的なインプット学習を行える」が6割超に

Q2で「かなり達成できている」「やや達成できている」と回答した人に、「Q3.達成にはどのような要因があると思いますか。(複数回答)」(n=315)と尋ねると、「効果的なインプット学習を行える」が61.9%、「パーソナライズされた学習プログラム」が41.9%、「ゲーム感覚で気軽に学習できる」が40.3%という回答となりました。

■アプリでの学習、「会話練習」や「文法学習」が上位に

「Q4.利用しているアプリで学習しているものについて教えてください。(複数回答)」(n=411)と聞いたところ、「会話練習(例:AIとの対話、ビデオチャット)」が53.8%、「文法学習(例:文法ドリル、クイズ形式)」が52.1%、「発音練習(例:発音評価、口の動きのガイド)」が44.3%という回答となりました。

■最も足りないと感じるスキルは「スピーキング力」

「Q5.アプリでの学習を通じて、最も足りないと感じるスキルを教えてください。」(n=411)との質問では、「スピーキング力」が28.0%、「リスニング力」が18.2%、「リーディング力」が15.8%となりました。

■約9割が、アプリのみの英語学習に「限界」を実感

「Q6.アプリのみでの英語学習を通じて、英語力の向上に限界を感じた経験はありますか。」(n=411)と質問したところ、「かなりある」が30.0%、「ややある」が59.1%という回答となりました。

■限界を感じる理由は、「実際の会話と異なる」など

Q6で「かなりある」「ややある」と答えた人に、「Q7.限界を感じた理由を教えてください。(複数回答)」(n=366)と聞いたところ、「リスニング教材が実際の会話と異なる」が54.4%、「スピーキングの機会が少なく、流暢に話せない」が36.3%、「ビジネスで使う内容と乖離している」が35.2%という結果となりました。

◇「文法的に正しい文章かわからない」や「疑問を解消することが難しい」などの声も

Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q8.Q7で回答した以外に、限界を感じた理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=365)と質問したところ、「文法的に正しい文章を話しているのかわからない」や「質問や疑問を解消することが難しい」など152の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

・文法的に正しい文章を話しているのかわからない。

・発音が真似できない。

・実際に英語で話す機会が少ない。

・テキスト通りなら会話できるが、テキスト以外の会話が出てきた時の対応力がない。

・現地の人の話すスピードが段違いに早い。

・モチベーションが保ちにくい。

・質問や疑問を解消することが難しい。

■6割強が、英語力上達のために「継続的な学習が重要」

「Q9.英語力をより上達させるために重要だと思うことを教えてください。(複数回答)」(n=411)との質問では、「継続的な学習」が62.5%、「実践的な英語練習」が48.7%、「個々に合った学習プログラム」が41.8%という結果となりました。

■まとめ

今回は、対人ではない英語学習アプリのみで、半年以上英語研修を続けている会社員411名を対象に、英語学習アプリを使用した研修に関する実態調査を実施しました。

まず、英語研修を行う目的として「海外出張の準備のため」(49.6%)が最も多く、78.2%が研修目的を達成できていると回答しました。目的達成の要因としては、「効果的なインプット学習を行える」(61.9%)が最も評価されています。

アプリでの学習を通じて、最も足りないスキルとして約3割が「スピーキング力」を挙げており、実践的なコミュニケーション力の課題が浮き彫りになっています。

さらに、89.1%がアプリのみの学習に限界を感じており、その主な理由として「リスニング教材が実際の会話と異なる」(54.4%)、「スピーキングの機会が少なく、流暢に話せない」(36.3%)といった、実践面での課題が指摘されました。

こうした中、英語力をより上達させるためには、「継続的な学習」(62.5%)や「実践的な英語練習」(48.7%)が重要との認識が示されました。

今回の調査では、英語学習アプリが基礎的な語学力の向上に一定の効果を発揮する一方で、実践的なコミュニケーション力の向上には課題があることが示唆されました。企業のグローバル化が進む中、社員の英語力向上のためには、アプリ学習に加えて、実際の対人コミュニケーションの機会を提供することが重要といえるでしょう。

■調査概要

調査名称:英語学習アプリを使用した研修に関する実態調査

調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

調査期間:2024年11月11日〜同年11月12日

有効回答:対人英会話アプリ以外の英語学習アプリのみで、1年以上英語研修を続けている会社員411名

出典元:https://www.bizmates.co.jp/

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っています。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合があります。

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