ナツキさんは、幼稚園に通う息子のアキトと、夫のハルキとの3人家族。ママ友のミクさんは、同じ幼稚園に息子のタクくんを通わせていて息子同士も仲良しですが、最近は仕事が忙しいことを理由に、ミクさんから幼稚園のお迎えを頼まれることが多くなってきていて、ストレスに……。しかし、子ども同士が気まずくなると思うと、なかなか強く言えません。夫に愚痴っても共感するどころか「向こうは働いているんだから、協力してあげなよ」と言われる始末。なぜなら、夫はナツキさんに隠れてミクさんと不倫をしていたから……。ナツキさんに子どもの面倒をまかせて、関係を深める2人。息子の誕生日には家族3人で息子が好きなキャラクターのレストランに行く予定でしたが、夫はあろうことか、ナツキさんと息子、ミクさんの子どもの3人で行ってきてと言うのです……。
夫はナツキさんのママ友・ミクさんと不倫デートをするためにウソをつき、ミクさんの子どもを連れて3人でレストランに行くように仕向けました。何も知らないナツキさんは、渋々子どもたちを連れてレストランに行きますが、ミクさんの子どもが「ママに会いたい」と言うので、ミクさんの仕事が終わるタイミングに合わせて会いに行くことにしました。
仕事をしているはずのママ友が…パートが終わる時間に行ってもいいか確認しようと、ナツキさんはいつも休憩中だと言っていた時間に合わせて、念のためミクさんに電話をしてみました。しかし、呼び出し音が鳴るだけで繋がりません。仕方がないので、そのまま子どもたちを連れてパート先へ向かうことにしました。
パート先に到着すると「ママいるかな!」と、ママに会いたがっていたミクさんの息子・タクくんはうれしそうにしています。ちょうどお店から店員さんが出てきたので、ナツキさんは声をかけてミクさんがもう帰ったかどうか聞いてみました。
しかし、「ミクさん? 今日は来てませんよ?」と店員さんの口から予想もしていなかった言葉を聞き、ナツキさんは絶句。ついにナツキさんは、ミクさんがウソをついていたことを知ってしまうのでした。
◇ ◇ ◇
ミクさんの子どものために、サプライズで会いに行くはずが……。ついにミクさんのウソに気づいてしまいました。ミクさんがウソをついている理由を知ってしまうのも、時間の問題かもしれません……。ウソはいつかバレてしまうもの。人を傷つけるようなウソは、やはりつくべきではないですよね。
>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター ぽん子
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