東京・銀座の三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza」(メトアギンザ)では、「蛙化現象*1」をテーマにした「恋愛アノテーション体験」を開催しています。
12月7日〜12月25日の期間は「蛙化総選挙」と題し、クリスマスシーズン限定で「蛙化現象」をテーマにした、オーナメントで投票できるクリスマスツリーを展示。恋愛型コンテンツを拡充しています。
■「蛙化総選挙」開催の背景
「METoA Ginza」では現在、AIが広く浸透した社会における倫理性をテーマにしたマンガ作品を通して、AIとくらす未来について考える「この物語、あなたはどう読む?マンガ×AI展」を実施中。
来場者の中で、Z世代を中心とした若年層がAI倫理への関心の高さが際立っていることを受け、10月31日より、Z世代を中心に話題になっている「蛙化現象」をテーマにした体験型コンテンツ「恋愛アノテーション体験」を開催しています。
今回、世間的に恋愛が意識されることの多いクリスマスシーズンに合わせ、「蛙化現象」をテーマにクリスマスツリー2本を用いた参加型恋愛コンテンツを拡充。
1本目のクリスマスツリーには、参加者はお題に対して「蛙化するorしない」を判断し、「蛙化しない」場合は、通常のオーナメント、「蛙化する」場合は、“かえる”のオーナメントをクリスマスツリーに飾ることで投票します。
2本目のクリスマスツリーには、参加者自身の蛙化エピソードをカードに記入しクリスマスツリーに飾ります。
参加者の投票によってツリーの見た目が変化したり、他の参加者が書いた蛙化現象に関するエピソードについて共感したり、これまでにない特別な体験を楽しむことができます。
*1:蛙化現象とは、好意を抱いている相手の特定の行動を見て幻滅すること。
■恋愛シーンで「蛙化現象」が起こる基準を考える!
同イベントでは、AIに対する恋愛ともつかない不思議な感情をテーマにしたマンガ作品や、AIの学習に欠かせない「アノテーション*2」を体験できるコンテンツなどを通して、AI活用における倫理感や社会課題を学び、これからのAIとの向き合い方を考えるきっかけを提供しています。
昨年12月から「マンガ×AI展」が始まって以来展示している「自分の判断でアノテーションするインタラクティブ体験」では、「犬orきつね」のような単純な問題から、カメラを持つ様子の画像に対してそれが「盗撮目的の犯罪行為かor風景の写真撮影を目的とした行動か」など判断が難しい問題まで、体験者の価値観でラベル付けする展示を行っています。
そこに2024年10月31日から追加した、恋愛における「蛙化現象」をテーマにした新コンテンツでは、恋愛シーンで起こりうる相手の行動について、「蛙化する/しない」を判断します。
人それぞれの価値観で異なる蛙化現象の基準ですが、多数派の結果がAI学習に反映される未来では、どのようなことが起こり得るでしょうか。
体験後には、他の体験者と自分の判断の違いを数値的に可視化することで、アノテーションの結果がAIの学習に反映される世界について考えるきっかけとなります。
*2:アノテーションとは、テキスト・音声・画像・動画などあらゆる形態のデータの一つ一つに、タグやメタデータと呼ばれる情報をラベル付けしていく、AI開発時の工程のこと
◇「恋愛アノテーション体験」の一例
・飲食店で店員を呼んでも何度もスルーされてしまう。蛙化する?しない?
・どんな話題でもだいたい自分の自慢話につなげる。蛙化する?しない?
■開催概要
タイトル:「ドキドキがとまっちゃう!? 蛙化総選挙 CHRISTMAS ver.」
開催期間:2024年12月7日〜25日
参加料:無料
開催場所:METoA Ginza 3F
(エボル)
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