Mrs. GREEN APPLE・大森元貴とtimelesz・菊池風磨がダブル主演する映画『#真相をお話しします』が、2025年4月25日より劇場公開されることが決定。スーパーティザービジュアルと映像が解禁された。
【動画】映画『#真相をお話しします』スーパーティザー映像
ミステリー界の超新星・結城真一郎が2021年に発表し、第74回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した短編「#拡散希望」。そして翌2022年に「#拡散希望」を含む、現代日本の〈いま〉とミステリーの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録し、現代を象徴するような身近に感じるストーリーの中に、日常に潜む「何かがおかしい」を描いた『#真相をお話しします』(新潮文庫)が発売された。
2023年本屋大賞にノミネート後、コミカライズ化、オーディオブック化、さらには韓国・中国・台湾・タイの4ヵ国で海外翻訳されるなど、大ブレイクを果たしている本書。すでに、2024年7月に書籍の帯で実写映画化情報が解禁され、大きな注目を集めていた。
そんな本書の映画化がついに始動。主人公を務めるのは、Mrs. GREEN APPLEのフロントマン大森元貴。全楽曲の作詞/作曲/編曲、さらに作品のアートワークおよびミュージックビデオのアイデアまで、楽曲に関するすべての要素を担当し、2013年のバンド結成以来、「青と夏」「インフェルノ」など大ヒット曲を連発。昨年の結成10周年イヤーには「ケセラセラ」で第65回日本レコード大賞を受賞、「ダンスホール」で『第74回NHK紅白歌合戦』に初出場するなど、“国民的バンド”として、大きな注目を集め続けている。唯一無二の多彩な才能と感性を持ち合わせ、「表現をすることが好き」と公言している大森が、音楽だけにとどまらない新たな挑戦として、本作で満を持して、映画初出演にして初主演を務める。
ともに主演を務めるのは、絶大な人気を誇る男性アイドルグループ・timeleszの菊池風磨。デビュー以来トップアイドルとして活躍を続け、『ニノさん』(日本テレビ系)『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ系)といったバラエティ番組や、YouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」で、ユーモアいっぱいでチャーミングな姿で多くのファンを魅了し、アイドル界でも圧倒的な存在感を放っている。さらに、グループの新メンバーを募集するオーディション「timelesz project」がNetflixで独占配信されるやいなや、Netflix国内週間ランキングで1位に躍り出るなど、バラエティ番組では見られない真剣な眼差しと、トップアイドルとして今もなお挑戦を続ける姿が大きな話題を呼んでいる。昨年2023年には、連続ドラマで3クール連続主演を務め、俳優としても飛躍を続ける菊池が本作で映画初主演を飾る。
脚本を読んだ感想について大森は、「ジェットコースターのように話が進むので、グッと心を奪われて読み進めていきました」と語り、菊池は「展開の予想ができず、読めば読むほど謎が深まって最後に伏線回収されていく。すっきりする部分と、ある種もやっとする部分のバランスが面白いと思いました」と惹きつけられた様子。
そして、お互いの役柄について問われると、大森は「風磨くんは警備員だけど、僕は謎な男(笑)。言えないことだらけです」、菊池は「2人は仲がいい友達のような関係だけど、お互いがそこまでお互いのことを知らない。だからリアルと近いです(笑)」と仲睦まじく笑いを交えながら答えた。
監督を務めるのは、デビュー作品となる『怪談新耳袋』シリーズで数々のジャパニーズホラー作品に多大な影響を与え、『怪奇大家族』、『妖怪シェアハウス』シリーズでは異色のホラーコメディで独特の世界観を生み出してきた豊島圭介。ホラー以外にも青春やドキュメンタリーまで、幅広い作品を手掛けてきた豊島監督が日常に潜む“違和感”を巧みに描く。
解禁されたスーパーティザービジュアルは、大森と菊池が真剣な面持ちで正面を向く2ショットビジュアル。ふたりが演じる「鈴木」と「桐山」がどんな人物なのか、現時点では想像できない。同時に解禁されたスーパーティザー映像で映し出されるのは、暗く怪しげな警備室。意味ありげに口角を上げる鈴木(大森)となにかを祈っている様子の桐山(菊池)のカットが差し込まれるが、この警備室やふたりがどう物語に関わってくるのか?
映画『#真相をお話しします』は、2025年4月25日公開。
※大森元貴、菊池風磨、豊島圭介監督、原作著者:結城真一郎らのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■大森元貴/鈴木役
出演のお声がけをいただいた時は、「どうして僕?」という驚きが率直な感想でした。最初は畑が違うなと思いためらっていましたが、脚本を拝読して力になれることがあるかもしれないと思いました。脚本はジェットコースターのように話が進むので、グッと心を奪われて読み進めていきました。映画の撮影は初めてだったので最初はドキドキしていましたが、風磨くんが温かく迎えてくださり、とても心強かったです。優しいお兄ちゃんのようでした。まだ言えないことが沢山ありますが、ぜひ映画館で観てほしいと思います。
「#真相」はね、映画館でね、観ておかないと(笑)。
■菊池風磨/桐山役
主演としてこの作品のお話しをいただいたことに、まず驚きました。そして大森くんとの共演はなにより楽しみが大きかったです。大森くんは演技経験が少なかったそうですが、それがうそと思うくらい。胸を貸してもらえるくらいどっしりと構えてくれていた感じが素敵でした。脚本は展開の予想ができず、読めば読むほど謎が深まって最後に伏線回収されていく。すっきりする部分と、ある種もやっとする部分のバランスが面白い作品だと思いました。大森くんと僕の組み合わせも、異色だと思いますし、ストーリーにも謎は多いので、この謎を解くために映画館に観に行っていただいて、「ケセラセラ」な気持ちで帰っていただきたいと思います(笑)。
■監督:豊島圭介
謎とどんでん返しが緻密に組み上げられた結城真一郎先生の原作に、映画ならではのスペシャルな仕掛けを施して完成させたこの作品。本当の「真相」にたどり着くまでに、いくつもの「違和感」を仕掛けました。最後まで、誰を、何を信じたらいいのか、ドキドキするような〝考察的映画体験〟ができる、誰も見たことのない映画になったと自負しています!
今回、はじめて映画出演をする大森元貴くんには舌を巻きました。演技について熱く議論ができるし、様々なアイディアをいくつも提案してくれる。しかも芝居はナチュラルさと狂気が共存している。「あんたはベテラン個性派俳優か!」となんどか突っ込みかけました。
そして、これまでいくつもの作品を共にしてきた、戦友ともいえる菊池風磨くん。今回は、今までにないやさぐれた役柄で、いままでにない極限状態での演技を要求したのですが、「風磨、あんな顔するんだ!」と僕すら驚くほどの新境地を見せてくれました。
こんな2人のジリジリ、ヒリヒリする芝居が最後に到達するとんでもない境地。どんな「真相」が待っているのか、ぜひご期待ください!
■原作著者:結城真一郎
映画のエンドロールに「原作者」として載るのが昔から夢でした。その夢がこんなにも早く、こんなにも豪華なW主演で実現することを心から嬉しく思います。小説の惹句で「映像化不可能」と謳われることがよくありますが、この『#真相をお話しします』に関してはずっと「映画化不可解」な作品であると思っていました。
個々に繋がりのない独立した物語で構成された短編集が、いかにして一本の映画として成立するのか。また、大森さんと菊池さんのお2人は、どんな人物を演じるのか。真相はぜひ劇場で、その目でお確かめください。
■企画・プロデュース:平野隆
映画のために書いて頂いた「青と夏」「点描の唄」「Soranji」でご一緒し、7年にわたり大森君と接して、彼はチャーミングなトリックスターだと感じる様になりました。脚本作りでこの映画の主人公鈴木が魅惑的なキャラクターになるにつれ、たびたび大森君の顔が浮かび、同時に映画への大きな化学反応に胸が踊りました。もう1人の主人公・桐山はとても人間味のある、ある意味情けない男です。この役を、常に新しいことにチャレンジするトップアイドル菊池君が演じてくれたら、映画がとても愛おしいものになると感じました。この2人の“ナイーブな爆発“をご期待下さい!
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