「聴こえない」投手のために覚えた指文字。翌朝会うと挨拶をしてくれて/僕らには僕らの言葉がある(1)
聴こえる少年と聴こえない少年。異なる世界を生きてきたふたりをめぐる青春物語。
生まれつき耳が聴こえない相澤真白は、ろう学校ではプレイすることができない硬式野球をするために「普通学校」へと進学。普通学校での生活に綱渡り感を感じながらも、そこでキャッチャーの野中と出会い、相澤のまっすぐ放った球を受けて感銘を受けた彼とバッテリーを組むことになりました。
「ろう」のピッチャーと「聴」のキャッチャー。音のない世界と音のある世界を超えてお互いに近づいてゆく、男子高校生バッテリーの青春ストーリーをお送りします。
※本記事は詠里著の書籍『僕らには僕らの言葉がある』から一部抜粋・編集しました
著=詠里/『僕らには僕らの言葉がある』
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