幕張メッセで12月8日(日)まで開催中のポップ・カルチャーの祭典「東京コミコン2024」。初日の12月6日、ステージイベント「スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」にジュード・ロウ、ジョン・ボイエガ、ダニエル・ローガンが揃って登場。「スター・ウォーズ」の大勢のコスプレイヤーたちと共に会場を沸かせた。
【写真を見る】ジュード・ロウも「スター・ウォーズ」ファミリーに!「東京コミコン 2024」ステージイベントにジョン・ボイエガ、ダニエル・ローガンと登壇
「スター・ウォーズ」をフィーチャーした本ステージ。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)のボバ・フェット役で知られるダニエル・ローガンは、「毎年のように皆さん東京コミコンに来てくださり、ありがとうございます。皆さんのような素晴らしい考え方たちがいなければ、東京コミコンは成功しません」と熱気溢れる会場のなかコメント。
また東京コミコンへの参加は今回が初めてとなる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)のジョン・ボイエガは、「すでにとっても楽しい時間を過ごしています。これからも皆さんと2日間過ごせるのを楽しみにしております」と笑顔。そして5年ぶり2回目の参加となったジュード・ロウは「日本には20年間ずっと来ているんですけれども、皆さん方からとても温かく迎え入れていただけることを本当に嬉しく思っています。私は日本の文化が大好きです。本当に皆さんありがとうございます」と笑顔で語った。
続いて本祭典のアンバサダーを務める斎藤工から、ジュード・ロウへ「子どもの頃に『スター・ウォーズ』がきっかけで役者を目指したと聞いていますが、これは本当でしょうか?」という質問が。ロウは「当たっているかなと思います。『スター・ウォーズ』の映画を見たのは1977年のことで私はまだ小さな男の子だったんですけど、その映画を見たことによって映画館に行くという体験、そして少年として遊び方も変わったんです。自分以外の何者かになって遊ぶということ、自分の想像力を使うということがやってきました。その意味ではそれが今の私のキャリアに繋がっているかもしれません」と明かした。
またディズニープラスで配信がスタートした「スター・ウォーズ」最新ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」に出演しているロウだが、出演のきっかけについては「彼らからお願いされたから出たんですけどね(笑)」と笑顔を見せつつ、「決断としてはとても簡単でした。一番最初に聞いてそのオファーをいただいたときには実は信じられなかったんです。私がこのオリジナルの映画を見たのが40数年前で、そのとき私はずっと『スター・ウォーズ』の世界観が好きでしたし、私の心の中でいつも特別な場所に『スター・ウォーズ』があったわけです。そして何よりも子どもを主人公にするというこのアイディアが素晴らしいと思いました。だからノーという選択肢はありませんでした」と明かす。
マーベル・シネマティック・ユニバース、また「ファンタスティック・ビースト」シリーズにも出ているロウだが、さらに過去の出演作『A.I.』(01)についての話になると「本当に素晴らしい体験をさせてもらったと思います。まず(スティーヴン・)スピルバーグ監督と初めてお仕事させていただいたこともそうなんですけど、それ以外にもスタン・ウィンストンさんというSFXに関しては大巨匠の方と一緒に仕事をさせていただきましたした。ウィンストンさんは、例えば『ジュラシック・パーク』の恐竜や『E.T.』を手がけられた方なんです」と述懐した。
そしてコミコンファミリーであるダニエル・ローガンから、「まずはジュード・ロウさんがこの『スター・ウォーズ』ファミリーに加わったということを祝福したいと思います。今回の『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』は絶対に素晴らしいので、皆さん楽しみにしてください!」と呼びかける。さらに日本のコミコンの良さを問われたダニエルは、「ファンの皆さんです。日本の皆さんは本当に礼節を保っていらっしゃって本当に素晴らしいです。だから毎年我々、他のセレブの皆さんも、もう何回でも来たい、あるいは初めての人でも絶対に行きたいとに言っている。それは皆さまがいらっしゃるからだと思います。皆さまのおかげで日本のコミコンが社会の中でも最高のコミコンになっていると思います」と明かした。
そして最後には、ボイエガが「ファンの皆さんに言いたいのは、ファンの皆さんが『May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)』ということです」と語り、ダニエルが「This is the way(我らの道)」とファンへ「マンダロリアン」シリーズの名台詞を残し、ロウも「皆さん本当に今日は来てくださってありがとうございました。そしてまたぜひ次回もお目にかかりましょう!」とメッセージをおくった。
取材・文/富塚沙羅
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