チョン・ドヨンが主演、オ・スンウクが監督を務めた『リボルバー』が2025年2月28日(金)より公開されることが決定した。
【写真を見る】スヨンから全てを奪う謎の男アンディ(チ・チャンウク)
本作はドヨンがドライな復讐者を演じる、失われた金と名誉を巡る韓国リベンジノワール。夢に見たマンションへの入居を待ちわびていた警察官スヨン(ドヨン)は、恋人(イ・ジョンジェ)の突然の裏金問題に巻き込まれ、“すべての罪をかぶってくれるなら大きな補償を約束する”と謎の男アンディ(チ・チャンウク)に持ちかけられる。スヨンはこれを受け入れ刑務所に入ることに。2年後のスヨンの出所日。刑務所の前で彼女を待ち伏せしていたのは、見知らぬ謎の女ユンソン(イム・ジヨン)だった。スヨンはなにかが間違っていると直感する。大金も家も、失ったすべてを取り戻すために、補償を約束したアンディを探しまわるスヨンは、この背後にある巨大な勢力と向かい合うことに…。
第60回カンヌ国際映画祭にて『シークレット・サンシャイン』(07)で韓国人俳優として初の女優賞を受賞し、近年はNetflix「キル・ボクスン」での凄腕殺し屋役も話題となっているドヨン。カンヌ国際映画祭「ある視点」正式出品作『無頼漢 渇いた罪』(15)に続き、スンウク監督とタッグを組み、目的のために粘り強く一つの道だけを行くスヨンの怒りを、ドライに冷徹に体現する。一方、約束されていたものを全て失ったスヨンに対し、約束をなかったものにしたアンディ役に扮したのはドラマ「江南Bサイド」のチャンウク。従来のイメージを脱し、狂犬ともいうべき破格的な演技でスクリーンを圧倒。さらに、ジヨン、ジョンジェ、キム・ジョンスら韓国を代表する実力派たちが出演する。
今年2024年10月に発表された第33回釜日映画賞にて、最優秀作品賞を受賞したほか、最優秀助演女優賞(ジヨン)、撮影賞に輝いた本作。全てを失い、一丁のリボルバーを手にしたスヨンの復讐をぜひ劇場で目撃してほしい。
文/鈴木レイヤ
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