倉悠貴、悪女役・玉井詩織の“素顔”を暴露「優しさがにじみ出ていました」共演シーンの多い玉森裕太との裏話も<あのクズ>

「あのクズを殴ってやりたいんだ」出演中、倉悠貴のインタビューコメントが到着!/(C)TBS

倉悠貴、悪女役・玉井詩織の“素顔”を暴露「優しさがにじみ出ていました」共演シーンの多い玉森裕太との裏話も<あのクズ>

12月3日(火) 6:00

「あのクズを殴ってやりたいんだ」出演中、倉悠貴のインタビューコメントが到着!
【写真】まるで兄弟のような玉森裕太“海里”&倉悠貴“悟”

奈緒が主演を務める火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)に倉悠貴が出演中。同作で倉は、葛谷海里(玉森裕太)と同じ部屋に住むルームメイト・相澤悟を演じている。このたび、GP帯のドラマにレギュラー出演することが初めてだという倉のインタビューコメントが到着。相澤を演じての感想や、共演者の印象などについてたっぷりと語ってくれた。

■完全オリジナルで描くガチンコボクシングラブコメディー

結婚式当日に彼氏に逃げられてしまった主人公が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。同ドラマは、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディー。

奈緒は、ひょんなことがきっかけでプロボクサーを目指すアラサー女子・佐藤ほこ美を、玉森(Kis-My-Ft2)は、昼はカメラマンとして働き、夜はバーテンダーのアルバイトをしている金髪の謎の男性・葛谷海里を演じている。

■ストーリーの“ノイズ”にならないよう、役作りを徹底

――相澤を演じられていかがでしたか?

秘密を抱えている役なので表裏の顔があるんです。相澤という役を演じながら、さらにもう1人を演じている感じがあって、普段の芝居とは違った面白さがあります。

それに、裏の顔を出す塩梅が難しいですね。あまりやりすぎてしまうと視聴者の方に悟られてしまう。ストーリーのノイズにならない程度に演じ分けることについては監督たちとも話し合いました。

――話し合ってどんなシーンが生まれましたか?

目線一つの動きでさまざまな意味が考えられる役ですし、セリフも怪しく聞こえる言い方と、そうではない言い方があるので、毎話、毎シーン、監督と話し合って調整していました。中にはあえて目や顔を見せないようにしたシーンもありました。

――どんな反響が届いていますか?

リアルタイムで「#あのクズを殴ってやりたいんだ」とSNSで検索してみたんです。そうしたら、「相澤が本当のクズだ」みたいなことが書かれていて…。秘密が明かされる前なので仕方ないですが、一番いい人だと思って演じているので傷つきましたね(笑)。


■座長・奈緒から現場のノウハウを学ぶ

――奈緒さんの印象は?

放送を見て、こんなにコメディーの要素もあるんだと驚きました(笑)。しかもそのコメディー具合を奈緒さんがすごく魅力的に演じられていて。今作ではあまり共演シーンがなかったのですが、2度目の共演なので、待機部屋などでしゃべることがあったときに変わらずすてきな人だなと思いました。

――どんなお話をしましたか?

僕がGP帯のドラマにレギュラー出演することが初めてなので、あまりノウハウがなくて…。映画や配信ドラマに比べると現場のスピードが速いので、「どういうふうにやっているんですか?」と相談しました。

現場での奈緒さんの姿を見ていると、一切妥協していないというか、平均点がものすごく高い感じがしますし、とても勉強になりました。

――共演シーンの多い玉森さんの印象を教えてください。

すごくスタイリッシュでクールなイメージだったのですが、気さくで少しユニークなところも持ち合わせている優しい方でした。

撮影現場では、僕が思い描いていたものとは違うイメージを提示してくださいますし、「これってどう思う?」「これってこうしたほうがいいんじゃないかな?」と積極的にシーンについて相談してくださるので、僕も玉森さんに相談に行きやすかったです。

――ほこ美の同僚・新田撫を演じる玉井詩織さんの印象はいかがでしょうか?

毒々しさがある役ですが、普段の玉井さんはすごく優しい方。撫がパフェの上に乗っているクッキーを粉々に砕いたり、肉にフォークをぶっ刺すシーンがありましたが、ご本人の優しさがにじみ出ていました。芝居プランもしっかり持っている方だったので、いい相乗効果になっていたかなと思います。

――これまでの放送で印象に残っているシーンはありますか?

海里とのシーンです。相澤はすごく気さくに振る舞っているつもりですが、第9話を見た後に改めてこれまでの放送を見返していただきたいです。

そして、第6話ぐらいからちょっとギアを入れ始めているのですが、現場では“ブラック相澤”と言われているみたいです(笑)。相澤がほこ美さんにちょっかいを出しに行く第7話のシーンで表情を変えるところもぜひ見ていただけると。

――ボクシングが舞台の本作ですが、ボクシングに対して印象は変わりましたか?

ボクシングのことは正直、殴って殴られて痛いものだろうと、なかなか僕には理解できないことだと思いましたが、この作品を通して180度変わりました。

大東駿介さん演じる平山大地が第3話で言っていた「ボクシングは相手を敬うスポーツなんだ。同じだけ苦労をしてきた相手を尊敬する。だから全力でぶつかって殴るに値するんだ」というセリフが印象的です。それはボクシングだけに留まらず、人間対人間でもそうですし、たぶんさまざまなところで通じることだと思うのですごくいい言葉だなと感じました。


■「ダークな回に思われるかもしれないですが、すごく人間愛にあふれている回」

――ほこ美は自分を変えるためにボクシングを始めましたが、倉さんご自身が人生の転機になったと感じる出来事はありますか?

この業界に入ったことが人生の転機でした。大阪出身だったので上京するということ、親元を離れたことも、この仕事を始めたことがきっかけ。当初は本当に不安でしたし、どれだけ気合いを入れても、結果がついてくるかどうかも分からないですし。今でもそういう不安感や焦燥感はあって。裸一貫になって生きていくみたいな人生の転機だったかなと思います。

――倉さんが「折れない心」「諦めないマインド」を持ち続ける秘訣はありますか?

“誰々に負けないように”という大きな目標があって、「そうなってやるんだ」「やってやるんだ」と思っていた時期がありました。ですが、最近はもちろんそういう思いも持っていますが、自分のペースというものがあって、そのペースで着々と、粛々と1歩1歩階段を上がっていくほうがいいかなと思い始めたんです。それが今僕が物事を続けられているモチベーションになっています。

――第9話のみどころを教えてください。

相澤回になっていると思います。相澤の過去が明らかになりますし、これまでの話の中で視聴者の方が持っていた違和感という点が線になる瞬間でもあるのかなと。きっとダークな回に思われるかもしれないですが、すごく人間愛にあふれている回だと思うので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。



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