【写真】石原裕次郎、泥まみれのなかでも眼光ひと際鋭く昭和の大スター・石原裕次郎の生誕90周年と石原プロモーション制作の映画作品のテレビ放送を記念して、歴史的超大作と呼ばれる映画「黒部の太陽」の上映が東京・有楽町の丸の内ピカデリーでおこなわれた。またBS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて、「黒部の太陽」をはじめとする石原プロ制作の劇場映画5作品の5夜連続放送されるという。
■史上初となる5夜連続で一挙放送
映画「黒部の太陽」は1968年公開。世紀の難工事と言われた黒部ダム建設のトンネル工事に携わる男たちを描いた作品で興行収入は16億円、観客動員数は800万人を記録。当時の映画記録を全て塗り替える超大作となった。
三船敏郎とタッグを組んだ石原裕次郎が、苦しみながらも夢であった映画製作に挑んだ逸話の数々は現在もテレビや書籍などで語り継がれている。
同作は11月21日に縁ある丸の内ピカデリーにて上映会をおこなったが、12月にはBS松竹東急にて石原裕次郎生誕90年を記念して石原プロモーションが制作した劇場映画5作品「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」「富士山頂」「ある兵士の賭け」「甦える大地」を5夜連続で放送することも決定した。石原プロ作品が揃って一挙に放送されることは史上初となる。
■「黒部の太陽」あらすじ
関西電力は、黒部川上流に発電所を建設するため、太田垣社長総指揮の下、社運をかけて黒四ダムの工事を行うことになった。岩岡剛(石原裕次郎)はトンネルを掘るためにどんな犠牲も省みない父に反抗し、家を出て設計技師となっていたが、工事の現場を訪れた剛は、責任者の北川(三船敏郎)の熱意にほだされ、体の弱くなった父のかわりにトンネル掘りの指揮を執る。
しかし工事が進むにつれて犠牲者は増え、山崩れと大量の水がトンネルを襲い、剛らはダム工事の難しさを痛感する。やがて、莫大な資金の投入と技術陣の科学的な処置の甲斐があり難所を突破。剛は北川の娘・由紀と結婚。翌年2月、北アルプスを抜いてトンネルが開通する。
その瞬間を躍り上って喜ぶ労務者たちの中で、北川は由紀の妹、娘・牧子の死を知らせる電報が届き、激しく慟哭した。数年後、彼は完成したダムの堂々たる姿に無限の感動を覚える。
■放送概要
BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)
【生誕90年 永遠の挑戦者 石原裕次郎特集】
「富士山頂」(12月17日[火]夜8:00~)
「ある兵士の賭け」(12月18日[水]夜8:00~)
「甦える大地」(12月19日[木]夜8:00~)
「栄光への5000キロ」(12月20日[金]夜7:00~)
「黒部の太陽」(12月21日[土]夜9:00~)
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