2024年度「新藤兼人賞」発表金賞「ナミビアの砂漠」山中瑶子監督、銀賞「侍タイムスリッパー」安田淳一監督

山中瑶子

2024年度「新藤兼人賞」発表金賞「ナミビアの砂漠」山中瑶子監督、銀賞「侍タイムスリッパー」安田淳一監督

11月29日(金) 15:00

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日本映画製作者協会が今年度公開作品の中から将来性のある新人監督を選出する「新藤兼人賞」が発表された。金賞は「ナミビアの砂漠」の山中瑶子監督、銀賞は「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督に贈られる。

1997年生まれの山中監督は、長野県出身。独学で制作した初監督作「あみこ」がPFFアワード2017に入選。翌年、20歳で第68回ベルリン国際映画祭に史上最年少で招待され、同映画祭の長編映画監督の最年少記録を更新した。「ナミビアの砂漠」は河合優実を主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。現代日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞した。

その他の監督作には、山戸結希プロデュースによるオムニバス映画「21世紀の女の子」の「回転てん子とどりーむ母ちゃん」、オリジナル脚本・監督を務めたテレビドラマ「おやすみ、また向こう岸で」、ndjcプログラムの「魚座どうし」などがある。

1967年生まれの安田監督は、京都生まれ。大学卒業後、様々な仕事を経てビデオ撮影業を始める。2014年に「拳銃と目玉焼」、2017年に「ごはん」を発表。2023年、父の逝去により実家の米作り農家を継ぎ、映画監督以外にも米農家という肩書を持つことに。

2024年、江戸時代の武士が現代の撮影所にタイムスリップし、時代劇の“斬られ役”として生きていく姿を描いたコメディー「侍タイムスリッパー」を発表。インディーズ映画としては異例の大ヒットを記録している。

2024年度は、215作品が選考対象となり、最終選考監督12名(12作品)から金賞、銀賞の受賞者を選出。また、プロデューサー賞は関友彦氏(「箱男」プロデューサー/製作プロダクション、「あんのこと」プロデューサー/制作プロダクション、「若武者」プロデューサー/製作プロダクション/配給)に贈られることになった。第29回授賞式は、12月6日に如水会館スターホールで開催予定。

【作品情報】
ナミビアの砂漠

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