【写真】医者と刑事のバディ役で出演する藤木直人、寺島進
藤木直人が主演を務めるドラマ9「D&D 〜医者と刑事の捜査線〜」(毎週金曜夜9:00-9:54ほか、テレ東系ほか)が、11月29日(金)の放送で最終回を迎える。
同ドラマは、地域医療が破綻の危機にひんしている街を舞台にした完全オリジナル脚本のヒューマンミステリードラマ。病院再建を期待された医者と、組織に忖度しないベテラン刑事が異色のバディを組み、社会のセーフティーネットからこぼれ落ちてしまった人々が起こす事件とその背景にある人間ドラマに医者と刑事それぞれの立場で向き合い、難事件を解き明かしていく姿を描く。
藤木は、病院再建に奔走する医者・紙子良を演じ、藤木演じる紙子を捜査に引っ張り込むクセ者刑事・弓削文平を島進が演じる。
このたび、WEBザテレビジョンでは主演を務める藤木と、共演の寺島にインタビューを実施。役柄やお互いの印象について語ってもらった。
■藤木直人「二転三転していく先の読めない展開がおもしろい」
――出演の話を聞いた時と、台本を読んだ時の感想を教えてください。
藤木直人(以下、藤木):作品を背負う役をオファーしていただけたことは嬉しかったです。台本を読んだ時は、二転三転していく先の読めない展開がおもしろく、その中で、どんなふうに役者がキャラクターを立体にするかっていうのは大事だなとも思いました。
寺島進(以下、寺島):やっぱり必要とされてるっていうのはすごく嬉しいですし、必要とされてる中でどれだけ応えられるのかが問われるところだと思うので精一杯頑張ろうと思います。台本を読んでみては、色々な事件とか触れるのが難しいところまでこのドラマでは勇敢に取り上げているので、テレビ東京ならではの個性を感じました。
■藤木直人「紙子は医者としての信念を貫いている」
――藤木さん演じる紙子良はどんな人物ですか?
藤木:紙子は医者としては決してエリートではないんでしょうけど、経営再建を任され、紙子なりの信念というか、医者としての信念を貫いているなと感じます。それが、ひょっとしたら周りと対立してしまう原因になるかもしれないし、冷たく見えるかもしれないけれど、紙子は自分の正義に従って動いているのかなと思いました。
――医者として犯罪者も助ける姿も描かれていますがいかがですか?
藤木:それは永遠のテーマですよね…。事件の犯人を助けたことがどうなのかっていうのは非常に難しいところですが、助けた上で、きちんと罪の責任を感じさせて受け入れさせるということも一つの正義ですし、そういう部分を問うっていう意味も持っていると思います。
■寺島進「弓削は娘に弱いところがかわいいです!」
――寺島さん演じる弓削文平はどんな人物ですか?
寺島:弓削と紙子はお互いに命に関わる仕事をしているっていう共通点があるのは大事なことかなと思います。自分の役は刑事なんですが、あまり説明せず…ドラマは身近で見られるものなので、真っさらのまま見ていただいてそれぞれが何かを感じてくれればいいんじゃないかなと思います。
――弓削の良いところは何かありますか?
寺島:弓削は娘に弱いところがかわいいです!
■藤木直人&寺島進が役柄の関係性を語る
――二人のバディとしての関係性はいかがですか?
藤木:専門分野が違いますし、 行動を共にしている人がお互い違うので、パッと見でバディ感はあまりないんですが、お互いの専門分野で助け合ってコミュニケーションが増えていくことによって、だんだん距離感が縮まってバディ感が出てくればいいなと思ってます。
寺島:徐々にバディ感は出てきます!あと、バディといってもいつも一緒にいるってことじゃないけども、いない場所でも同じ時間帯に命に関わる事件事故と戦って、そういう時間を共有しているんじゃないかなと思います。
■藤木直人&寺島進、お互いの印象を明かす
――お二人は初共演とのことですが、お互いの印象はいかかですか?
藤木:(寺島さんは)すごく現場の雰囲気を作ってくださる方。大勢いるスタッフ一人一人を名前で呼んで話しかけていて本当にすごいなと思います。僕も、現場のコミュニケーションを大事にしようって思うタイプなんですけど、ちょっとシャイなもので。なので、寺島さんが雰囲気を作ってくださって、とてもありがたいしやりやすいなと思っています。
寺島:藤木くんは、日本を代表する二枚目俳優ですね!それに、俺はスタッフとかの名前を覚えるんだけど、横着だから全て呼び捨てしちゃう(笑)。でも、藤木くんは本当に丁寧に接していて、こういう凸凹なところもバランスが取れていて良いんじゃないかなと感じますね。
藤木:役割分担ですね!役者側の立場でおもったことを寺島さんは割と言ってくださってるんですよ。それもすごくありがたいです。なので、 僕は僕なりに作品に貢献できるように頑張りたいなって思ってやっています。
■寺島進「藤木くんは陰で努力してんだなと思いました」
――この現場で見つけたお互いの意外な一面はありますか?
藤木:実は泳げない。
寺島:泳げるよ(笑)!さっき、金魚の話をしていて、俺が「金魚はずっと泳いでいられてすごい。俺は、浮き輪がないとずっとは泳げない」って言っただけです(笑)。寺島の意外な一面は、水槽を洗ってるっていうことだね(笑)。今、金魚を飼っていて、その金魚の成長を見て、生き物と触れあうのが楽しいんだよね。俺の朝の日課です。
――藤木さんの意外な一面はありますか?
寺島:すごい量のせりふがあって、しかも、舌を噛みそうな言いづらいせりふが多くて。でも、そのシーンの撮影もNGなしの1発オッケーで、さらに、監督からの指示で同じシーンを3回やったんですが、それをちゃんとやっていてすごいなと。
藤木:あのせりふ、10行ぐらいあるんですよ(笑)。
寺島:10行もあるんだ!それをNGなしでやってるからたいしたもんだな、陰で努力してるんだなと思いました。責任感も背負っているから、目に見えないプレッシャーもやっぱりあるでしょうし、その辺をサポートできればなと思ってます。
■藤木直人「事件以外のシーンで人間味という部分を膨らませられたら」
――お二人のシーンも多いかと思いますが、医療チームと刑事チームでの撮影現場での雰囲気や他の共演者の方の印象はいかかですか?
藤木:病院チームだけのシーンが少ないんですよ。第1話の病院での会議以来、会ってない人とかいます(笑)。でも、事件っていうものにウエイトを置いてる作品だと思っているので、逆にそうじゃないところの人間味という部分を膨らませたいと思います。
――大塚寧々さんとのシーンはいかがですか?
藤木:寧々さんとは、以前、2作品でご一緒しているので、またご一緒できることを楽しみにしてました。役の関係も先輩ですし、実際にも先輩なので、そのまんまの関係性でお芝居できています。
■寺島進「(牧野は) もうちょっと弓削にかぶれてもいいんじゃないかな」
――刑事チームはいかかですか?
寺島:弓削は(前田拳太郎演じる)牧野とのコンビ感で、牧野は昭和の刑事に憧れる若手刑事だから、もうちょっと弓削にかぶれてもいいんじゃないかなっていうふうに思います。もしかしたら、あまりキャラが被っちゃうと…って彼なりに気を遣っているのかなと思いますが、もうちょっとテンション高く、弓削にかぶれてって思います。
■譲れないコンビについて「ジントニックにはライム」「古漬けにはしょうが」
――「D&D」にちなんで、自分の中で何かと何かのコンビで譲れないものがあったら教えてください。
藤木:難しいけど…、ジントニックにはライム(笑)。ジントニックにレモンだとちょっと違う気がするんですよね、あのライムの緑が映えるし、好きで、テンション上がります!
寺島:ぬか漬けが古漬けになった時、しょうがをすらないと食べれないです。しょうがをすらないと、元の味だけじゃ無理だなって思います、これ譲れないです(笑)。
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