今年で13周年を迎えるHKT48が、HKT48劇場がオープンした記念すべき日である26日に、拠点となる福岡にて、全メンバー出演「HKT48 13th Anniversaryコンサート」を開催。その夜公演では、バンドを招いて迫力あるステージを展開し、公演中盤ではファンが投票した公演楽曲TOP5を披露した。また、卒業を発表している3期生の荒巻美咲と6期生の最上奈那華にとっては本公演がラストコンサートとなった。
1曲目からバンドの生演奏による「HKT城、今、動く」。迫力あるバンド演奏はもちろん、寸劇や客席でのパフォーマンスなど、開演から会場のボルテージを一気に引き上げ、13周年記念にふさわしい幕開けとなった。「こんな時代に…」では、吉田めいがバイオリン、田中伊桜莉がフルート、秋吉優花がギターでバンドセッションに加わり、さらに大きな歓声があがった。
グループ最年少の呉優菜は2012年2月13日生まれの12歳。冒頭のMCで13年前は何をしていたかを聞かれた呉が「お母さんのお腹の中です」と答える場面では、悲鳴にも近い驚きの声と、どよめきが起こっていた。
本公演では、これまでHKT48劇場にて上演した162曲の公演楽曲の中からファンの皆様が投票したTOP5を披露。公演出演回数1000回を達成した卒業生の下野由貴と上野遥がスペシャルMCとしてこのコーナーを盛り上げた。
続々とランクイン楽曲のパフォーマンスが続く中、第1位となったのは、2014年~2018年まで、チームHとチームKIVで上演した『シアターの女神』公演の「好き好き好き」。イントロが流れると客席からは大きな歓声が上がっていた。
後半は、各期ごとのパフォーマンスや、最新シングル「僕はやっと君を心配できる」、ライブチューンの「メロンジュース」、気志團とコラボして話題を呼んだ楽曲「しぇからしか!」を中学生メンバーで披露するなど、13年間を振り返るシングル楽曲が並んだ。
盛大な拍手に迎えられたアンコールで2期生の秋吉優花は「(後輩が増えて)HKT48の景色がすごく変わったなと思った1日でした。1期生の先輩方から教えてもらったことを継承しながら、そしてまた新しいHKT48を作っていきたい」と話し、チームHキャプテンの豊永阿紀は「まだまだ走り続けていきますので皆さん、ぜひ14年目のHKT48にも期待してください」と挨拶。「HKT48がHKT48であり続けるために」との曲紹介で最後に披露されたのは、「To be continued.」。メンバーひとりひとりの目標や夢、そして感謝のメッセージが放映され、客席からは温かく、盛大な拍手と声援に包まれたフィナーレとなった。
(c)Mercury
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