通常なら1時間の道を5時間かけての移動。弟が見た奥能登の被災/令和6年能登半島地震体験記

輪島市内に入れたのは/(C)まえだ永吉/KADOKAWA

通常なら1時間の道を5時間かけての移動。弟が見た奥能登の被災/令和6年能登半島地震体験記

11月24日(日) 21:45

輪島市内に入れたのは
穏やかな元日が一変、あきらかにいつもと違う揺れ。震度6強の地震を体験した日/令和6年能登半島地震体験記



2024年1月1日16時10分。その日、石川県七尾市在住の漫画家・まえだ永吉さんは家族と初詣を済ませ、部屋でリラックスしていました。アプリで遊んでいるとスマートフォンから緊急地震速報が鳴り響き、まるで洗濯機の中にいるかのような激しい揺れが襲ってきたそうです。

大津波警報が出され、家族で避難を試みるも、道路は亀裂だらけ。なんとか家に戻れたものの、水道は使えず、頻発する余震に備えて車中泊を余儀なくされる過酷な日々が始まって…。

2024年の元日に能登半島を襲った「令和6年能登半島地震」を実際に体験した、リアルな目線で描いたエピソードをお送りします。

本記事はまえだ永吉(著)、高荷智也(監修・解説)の書籍『令和6年能登半島地震体験記』から一部抜粋・編集しました。





地震に見舞われた数日後から、早速仕事に駆り出されたまえだ家の弟さん。
大きな被害のあった地域の道路状況は深刻で、奥能登への道も険しいものになっていたようで…。

■弟が見た奥能登の被災
数日後、奥能登へ

通常なら1時間くらいなのに

渋滞を抜けようと試みるが

輪島朝市周辺の状況


この後も、過酷な生活を強いられることになるまえださん一家。しかし普段からの心がけや備えが、大きな被害から身を守ることに繋がったようです。

日本で生活をしていれば、切っても切り離せない地震災害。もしものときの対応や安否確認の方法など、家族で具体的に話し合うことがとても大切ですね。



著=まえだ永吉、監修・解説=高荷智也(備え・防災アドバイザー)/『令和6年能登半島地震体験記』










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