畑岡奈紗は前半5バーディのロケットスタート5位好発進「まだ初日が終わったばかり」

畑岡奈紗は年間女王へ向け好発進(撮影:南しずか)

畑岡奈紗は前半5バーディのロケットスタート5位好発進「まだ初日が終わったばかり」

11月22日(金) 9:06

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<CMEグループ・ツアー選手権初日◇21日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>

昨年は優勝争いのすえ2位。そんな好相性の大会で、畑岡奈紗は6バーディ・1ボギーの「67」で回った。首位と3打差の5アンダー・5位タイ発進。伸ばしきれなかった後半を悔やむが、「ショットが思うようにいかないところがあったけれど、うまく伸ばせてよかった」と満足感もにじませる。



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2メートルほどにつけて連続バーディ発進。アプローチでセーブしたり、パターで確実に沈めながら、6番からの2連続、9番と伸ばしていった。2番では入念に風を読んで、持っていたクラブよりもひとつ大きい番手を選択してコントロールショット。「積極的に攻めることができた」と前半の「31」を振り返る。

ただ、折り返し直後の10番では、ピッチングウェッジでの2打目がグリーンの手前に乗っただけで10メートル以上のバーディパットを残した。そこから3パットを喫して、この日唯一のボギー。「フラットに上がってしまうクセがある。インからくるとフェースが開いて入ってきてプッシュしてしまう。そこは修正したい」とあす以降のポイントに挙げた。

それでも、風が強くなるなかでもパーを並べ続けると、17番パー5では「あれが精一杯。壁があったので」と“出すだけ”となったバンカーショットに続く4打目を、直接決めてチップ・イン・バーディ。「後半伸ばせればっていうところはあったけど、うまくガマンできていたところもあった。あしたにもつながるかなと思う」と前向きだ。

キャップにつく『ヒルトングランドバケーションズ』が冠を務めるシーズンの開幕戦は、過去2年間の優勝者のみが出場できるチャンピオンシップ大会。2022年「DIOインプラント・LAオープン」で6勝目を挙げて以降、勝利から遠ざかっている畑岡にとっては、今大会が来年の出場権獲得の“ラストチャンス”でもある。

ロープの外にはヒルトンのロゴがついたキャップを被ったファンもいて、畑岡に声援を送っていた。「まだ初日が終わったばかり。あした以降もしっかり伸ばしていけるように頑張りたい」と気を引き締める。この好スタートを維持して、最終日まで突っ走る。(文・笠井あかり)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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