「ベストボディ・ジャパン」日本大会出場の9頭身グラドル・斎藤恭代「コンテスト人生の集大成に」

佐藤容平●撮影photo by Sato Yohei

「ベストボディ・ジャパン」日本大会出場の9頭身グラドル・斎藤恭代「コンテスト人生の集大成に」

11月22日(金) 10:10

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10月5日に開催された「ベストボディ・ジャパン」(千葉・君津大会 ガールズクラス)にて、見事、初挑戦で優勝を飾ったことが話題となった"9頭身グラビアアイドル"の斎藤恭代さん。彼女は、2017年に世界4大ミスコンテストのひとつ、「ミス・アース」の日本代表に2000人の中から選ばれるなど、"コンテストハンター"の一面も持つ。女性にとってコンテストに挑戦する意味とは。コンテスト出場のたびに人生を変えてきた斎藤さんに話を聞いた。



「ベストボディ・ジャパン」日本大会でも優勝を目指す photo by Sato Yohei





>>インタビュー前編「斎藤恭代の「超絶ボディ」のルーツ」を読む



――芸能界入りのきっかけもコンテストだったそうですね。

斎藤恭代(以下同) はい。高校時代を過ごした福岡県の地元タウン誌「月刊くるめ」(現「gekkle」)が主催する「いちご姫コンテスト」という、女子高生を対象としたコンテストで審査員特別賞を受賞したのがきっかけです。

――松雪泰子さんなども輩出した、由緒あるコンテストだそうですね。

そうみたいですね。私は器械体操で栃木から福岡へ越境入学していたので、当時はよく知らなかったんです(笑)。

そのときは最後の大会で大ケガをするなど、不本意な形で体操人生が終わってしまったのでとても落ち込んでいたのですが、友達が推薦してくれて。アイドルオタクだった私は、そっち(人前に立つ)側になってみるのもいい経験だと思って挑戦しました。

――その2年後には「ミス・ユニバース」「ミス・インターナショナル」「ミス・ワールド」に並ぶ世界4大ミスコンテスト「ミス・アース」にも挑戦しています。

私の代からいちご姫がアイドル活動をすることになって、そこで2年間リーダーを務めましたが、気づいたらメンバーは年下ばかり。高身長(173センチ)ということもあって、グループのなかでちょっと浮いていたんですよね。

それで、マネジメントをしていた「月刊くるめ」の出版社の社長に、ミス・アースの日本代表を決める「ミス・アース・ジャパン」で優勝したら卒業させてほしいと直訴しました。これをきっかけに、「ミス・アース」という大会のことや、ほかの世界4大ミスコンテストについて学ぶことができました。

――それでも見事、優勝して日本代表の座を勝ち取りました。大会の審査はどのように進むのでしょうか?

県代表を決める福岡大会も、日本大会も、フィリピンで行われる世界大会も、ファイナリストは1カ月半のカリキュラムの中で「メイク」「体づくり」「ウォーキング」「スピーチ・質疑応答」などのビューティートレーニングを各講師から受けます。

それら各授業も評価対象になっていて、最後のコンテストでいちばん輝けた人が代表、グランプリになる、といった流れですね。

大会期間中は本当に毎日忙しくて、遊ぶ暇もない。でも、この期間で女性としての魅力が備わったと思います。

――手ごたえはあった?

自分が他の参加者より秀でていると思ったことなんて一度もないので、たぶん運だと思います!

――またまたご謙遜を。

あとから聞いたことですが、福岡大会も、日本大会も、審査員の方々がグランプリを選ぶ際に満場一致で悩まなかったと知って。本当にうれしい気持ちと、優勝できなかった方々の気持ちをしっかり背負って世界大会に行こうと。

――やっぱり謙遜じゃないですか!(笑)

私が日本代表となった翌年のミス・アース・ジャパンで審査員をする機会があったのですが、たしかに、優勝する人はひと目見ただけでわかる。メイクや髪の毛の美しさや華やかさだけではなく、にじみ出る自信やオーラを放っていないと、コンテストでは勝てないのかな、と思いました。

――そして、今年10月にはフィットネスコンテスト「ベストボディ・ジャパン」の地方大会にも参戦して優勝。

きっかけは、フィットネス雑誌「Woman's SHAPE」さんの「斎藤恭代のコンテスト優勝への道」という企画のオファーをいただいたことです。

ファッション誌でモデルとして活躍することも私の目標のひとつ。そのためには、ボディコンテストで結果を残しておいたほうが説得力があると聞いて、挑戦することにしました。

――トレーニングはキツかった?

今でも筋肉痛になりますよ(笑)。でも、高校時代の体操部でのスパルタ教育の経験と、なかなか仕事がなかったときに触れた、ヨガの「サントーシャ」(足るを知る)の考えでなんとかがんばれています!

――11月24日には、各地方大会の上位成績者がエントリーする日本大会もあります。コンテスト慣れしている斎藤さんなら余裕では。

いえ、全然ですよ。器械体操とヨガの経験があっても、あのステージに立つと足が震えます。緊張せずにいつものパフォーマンスができるかどうかも重要だと思います。

――グラビアでのポージングとフィットネス大会のポージング、どちらが難しいですか?

ベストボディ・ジャパンには既定のポージングがあって、それ以外のことはしちゃいけない。私はその中でヒップラインを強調したり、呼吸法で腹筋のたて線や肋骨を締めたりしてアピールしました。

一方で、自分を自由にさらけ出せるのがグラビア。なので、慣れているのはやっぱりグラビアですね。

――日本大会に向けて意気込みを。

優勝以外にないです。これまでいろいろなコンテストに出てきましたが、これが最後になるかと思うので、私のコンテスト人生の集大成として、有終の美を飾りたいです!

――コンテストを終えてもボディメイクは続けていくかと思います。今後、目指す体は?

痩せすぎず筋肉をつけすぎない、女性らしい健康的でバランスのいい体です。あとは、迫力のある体でしょうか。

――迫力?

今日もそうだったんですけど、撮影現場に着替えて出ていくと、スタッフの方々が私のスタイルを見て、「おー、すごい!」と言っていただけることが多いんです。

コンテストでも、オーラのある体はひと目見ただけで優勝だとわかると話しましたが、それはグラビアでも一緒。そういう迫力やオーラをまとえる体になりたいです。

――コンテストのたびに人生を変えてきた斎藤さん。女性にとってコンテストに出場するということとは。

自己プロデュースのひとつでもあると思います。

それに、自分の体を見せる仕事をする私にとって、客観的に評価してもらえるコンテストは非常にいい機会だと考えています。

ベストボディ・ジャパンで優勝した時に、ネットで「痩せすぎ」とか「もっと肉をつけたほうがいい」なんてことも書かれていたのですが、コンテストに出て結果を残すことで「自分は間違ってなかった」と思える。今後もそういった声に惑わされすぎず、自分の理想の体を目指します。

――芸能界での目標は?

まずはグラビアでしっかりトップを取りたい。コンビニへ行けば私が何らかの雑誌の表紙になっている、みたいな。

――コンテストハンターの次は"表紙ハンター"ですね。最後に斎藤さんの自信のある部位を教えてください。

そんなのないですよー!でも、お尻を鍛えるようになってから、撮影会でも一般のカメラマンさんたちがよくお尻を撮ってくれるようになったんです。かつてはペッタンコだったころから考えると、感慨深いですね(笑)。



【Profile】 斎藤恭代(さいとう・やすよ)/1996年4月22日生まれ。栃木県出身。

中学1年から器械体操を始め、福岡県の杉森高校に特待生として進学。高校3年で迎えた競技会で左膝の靭帯を損傷し競技から退く。その後、福岡でのアイドル活動などを経て、2017年には「ミス・アース・ジャパン」日本代表に選出され、世界大会にも出場。9頭身のスタイルを活かし、グラビアなどで活躍する傍ら、2024年10月に開催された「ベストボディ・ジャパン千葉・君津大会」のガールズクラス(18歳~29歳)で優勝。11月24日に開催される全国大会への出場を決めている。自身2冊目となる写真集『いいんだよ?』(小学館)が好評発売中。

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