<ストロベリーナイト>サブタイトル「右では殴らない」が秀逸

『ストロベリーナイト』/(C)Tetsuya Honda,Kobunsha/フジテレビ/共同テレビ

<ストロベリーナイト>サブタイトル「右では殴らない」が秀逸

11月22日(金) 17:30

『ストロベリーナイト』
【写真】二階堂ふみ主演「ストロベリーナイト・サーガ」は2019年に放送

ミステリードラマのサブタイトルというのは、原作者や制作者にとってこだわりが強く出る部分なのかもしれない。作品を振り返ったときに、各話の並んだ副題でセンスを感じる作品というのがある。FODで配信中のドラマ「ストロベリーナイト」は小説家・誉田哲也の人気ミステリー「姫川玲子シリーズ」をドラマ化。この作品も言葉選びが秀逸なサブタイトルと、それに負けない予想外の展開が起きる内容で視聴者を楽しませる。2012年1月に放送された連続ドラマ版の第3・4話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)

■姫川が援助交際していた女子高生に大説教

「ストロベリーナイト」はノンキャリアの成り上がり系女性刑事・姫川玲子(竹内結子)がクセ者ぞろいの刑事たちと共に悪戦苦闘しながら残忍な事件の数々を解決していく物語。スピーディーでスリリングな展開が人気で、今回FODでは、連続ドラマ版の第1話が12月7日(土)まで無料公開されているほか、全話を順次無料配信している。

第3話、副題は「右では殴らない(2)」。第2話から続く、違法ドラッグ連続変死事件の話だ。姫川は、覚醒剤使用の痕跡があり、劇症肝炎で死亡した被害者全員と接触していた人物を調べる。被害者3名はオンラインゲームサイト“ガチャゲー”に会員登録をしている共通点があったが、使用されていたカードの運営会社に問い合わせたところ、盗んだカード番号を使って不正登録されていた。「シド」と名乗る人物がカード情報を盗み出した可能性が高い。菊田(西島秀俊)から玲子に連絡が入る。恵比寿署管内のアパートで男の遺体が見つかり、劇症肝炎が死因だった。玲子と井岡(生瀬勝久)はクローンカードを作る業者に接触し、ある女子高生に辿り着く。
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■右で殴ることを後悔した姫川の顔に注目

親の金でクローンカードを使用していた女子高校生・美樹(大政絢)が「シド」の正体だった。あっさりと白状した美樹は、取り調べを受け「どうでもよくない?」「別に誰が死のうと」と開き直る。姫川は「なめてんじゃないわよ!」と声を荒げ、被害者の変わり果てた姿となった写真を並べながら「ちゃんと見なさい」と叱責する。「自分の行動に責任も取れないようなガキが生意気なこと言ってんじゃないわよ!」と激怒して、右の拳で壁を殴った。この右手で殴ったことがラストシーンとサブタイトルの理由につながるのだが、その描き方が絶妙。最後の最後に「あぁなるほど」と視聴者に思わせる手法が光っていた。

第4話は「過ぎた正義」。立て続けに過去の事件の犯罪者2人が変死し、すべての事件に倉田修二警部補(杉本哲太)とガンテツ”こと勝俣警部補(武田鉄矢)が関わっていることが分かる。ガンテツと会った玲子は、倉田について驚くべき事実を知る。

「過ぎた正義」という副題から警察が事件と関わっていることが想像できる。続きをチェックして、どんな結末を迎えるのか見届けてほしい。
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