11月22日(金) 3:00
まずガスコンロのメリットとコストについて見ていきます。まずガスコンロのメリットとしては以下のものがあります。
・高い火力で料理ができる
・停電している時でも利用できる
・ガス代が時間帯などに左右されず一定である
・フライパンや鍋などのガスコンロ対応の調理器具が豊富
続いてガスコンロを使用する際にかかるコストを確認してみましょう。総務省統計局によると、2024年10月時点での都市ガスのエネルギー単価(円/kWh)は約14円です(2024年9月時点)。
次にIHコンロについて見ていきましょう。IHコンロを使用するメリットとして以下のものが挙げられます。
・火を使わないため安全性が高い
・ガスに比べて詳細に火力の調節ができる
・使用後の手入れがしやすい
・キッチン内の温度の上昇を防ぎ、快適に料理ができる
続いてIHコンロを使用する際にかかるランニングコストを見ていきましょう。石油連盟によると電気(昼間と夜間)のエネルギー単価(円/kWh)は次の通りです。
・電気(昼間):32.65円
・電気(夜間):19.85円
昼間のほうが電気の需要が高いことから、料金も夜間に比べて高く設定されていることが分かります(2024年9月時点)。
ガスコンロとIHコンロと比較すると、前者は昼間で約18円、夜間で約5円安くなっており、ガスコンロを使用するほうが安く済むといえます。
1人暮らしの場合で、かつあまり料理をしないというのであれば、IHコンロよりもガスコンロのほうが安く済むのでおすすめです。前述したとおり、ガスコンロの場合は時間帯によって利用料金が変動しないとともに、停電してもガスで料理ができるといったメリットがあります。
キッチンをすっきりしたデザイン性の高いものにしたいのであればIHコンロのほうが向いているかもしれませんが、料理をあまりしないのであればコストが抑えられるガスコンロのほうが向いているといえるでしょう。
今回はガスコンロとIHコンロのメリットとランニングコストの比較を行い、1人暮らしに向いているのはどちらかについて解説しました。ガスコンロのエネルギー単価は14.65円、IHコンロのエネルギー単価は昼間が32.65円、夜間が19.85円という結果になりました。
1人暮らしで、あまり料理をしないというのであれば、IHコンロよりもガスコンロのほうが安く済むのでおすすめです。節約について考えるきっかけにしてみましょう。
総務省統計局小売物価統計調査(動向編)2024年10月
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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