11月21日(木) 4:50
総務省統計局による「2023年家計調査 家計収支編」によると、4人家族の1ヶ月の食費の平均は8万6245円ということです。内訳は表1のようになっています。
表1
項目 | 金額 |
---|---|
穀類 | 7356円 |
魚介類 | 4389円 |
肉類 | 9337円 |
乳卵類 | 4947円 |
野菜・海藻 | 8078円 |
果物 | 2384円 |
油脂・調味料 | 4085円 |
菓子類 | 9175円 |
調理食品 | 1万1443円 |
飲料 | 5350円 |
酒類 | 2289円 |
外食 | 1万7412円 |
出典:総務省統計局 e-Stat政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編(2023年)」を基に筆者作成
今回の事例では「家族4人で食費1ヶ月4万円は実現可能なのか?」ということですが、月4万円だと平均より4万6000円以上低いことになります。
近年は物価高により食品も値上がりしているため、月々の食費を4万円以上おさえることは簡単ではないかもしれません。
「1ヶ月の食費4万円」に少しでも近づけるために、食費を効率よくおさえるためのコツをご紹介します。
食材はできるだけまとめ買いをし、スーパーへ行く回数を減らしましょう。あらかじめ数日分の献立を考えておき、必要なものをリストアップしておくことが大切です。そして、リストに載っていないものは買わないようにしましょう。
そうすることで無駄な買い物を防げるだけでなく、食材を余らせてしまうこともなくなるでしょう。毎日献立を考えることが面倒な人にもおすすめです。
節約のためにはできるだけ外食を減らし、自炊しましょう。表1にもあるように、外食費の平均は1万7412円と食費の中でも高い割合を占めているため、外食をなくすことで大きな節約効果が得られると考えられます。
使い切れなかった食材が出た場合は冷凍保存し、次に自炊する際に活用するのもおすすめです。また、冷蔵庫の中は普段から整理整頓しておきましょう。整理されていないと何が入っているか把握しにくく、使い忘れが発生してしまう可能性があります。
一度の自炊でできるだけ作り置きをするようにしましょう。そうすることで、多めに買った食材があっても無駄にせずに済む可能性があります。
例えば、カレーの翌日には残ったカレーを使ってドリアを作ったり、肉じゃがをコロッケにしたりすれば、飽きることなく食事を楽しめるでしょう。多めに作ったものを翌日のお弁当に入れる方法もおすすめです。
作り置きは家事の時短にもなるため、試してみるといいでしょう。
総務省統計局の家計調査によると、2023年における4人家族の1ヶ月の食費の平均は8万6245円ということです。外食費を除いたとしても6万8000円以上になるため、今回の事例のような「食費月4万円」を実現させることは簡単ではないと考えられます。
少しでも食費を節約するためには、食材の買い物や調理の際にさまざまな工夫をした方がいいでしょう。例えば、買い物はあらかじめリストを作成しておいてまとめ買いする、できるだけ外食を減らす、自炊する際は多めに作って作り置きするなどの方法がおすすめです。
「家族4人で食費1ヶ月4万円」に近づけるために、いろいろと試してみましょう。
総務省統計局e-Stat政府統計の総合窓口家計調査(家計収支編)2023年第2-7表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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