11月21日(木) 11:00
巨人・岡本和真(28)、ヤクルト・村上宗隆(24)など、昨年世界一になったワールド・ベースボール・クラシック出場選手が軒並み欠場している野球日本代表「侍ジャパン」の国際試合「プレミア12」。その中で“暴れまくっている”のが阪神の4番・森下翔太(24)だ。
「1次リーグ5連勝の立役者で、全試合で4番に抜擢。14打数8安打6打点で打率は5割7分1厘と打ちまくっている。アマチュア時代から『チャンスでこそ燃えて、打ってナンボ』という考えの持ち主なのでプレミア12の舞台は打ってつけです。井端弘和監督からの評価も爆上がりしていて、2026年春開催のWBCでも4番に入る可能性が高くなってきています」(スポーツ紙プロ野球デスク)
阪神ではルーキーイヤーだった昨シーズン、いきなり中軸を打ちながらリーグ優勝&日本一を経験。まさに“もってる”選手だ。
「横浜出身で大学卒業までずっと関東で育ちましたが、ヤジが激しい阪神ファンに対しても適応能力が高いというか、楽しんでいるというか…。阪神にいる他の関東出身の選手も『馴染むのが早過ぎる』と一目置かれています」(前出・スポーツ紙プロ野球デスク)
阪神でも結果を出した上に、侍ジャパンでも大暴れ。これだけの人気ゆえ、球団関係者からは彼を心配する声があがっている。
「森下くんは夜の街に繰り出すのが好きで、1年目から人気球団で戦力としてチームに貢献したことで一気に“タニマチ”連中が近づくようになってきたんです。伸び悩んでいる4年目の佐藤輝明くんよりも、『森下くんを宴に呼びたい!』と酒席へのお誘いが殺到しています。ショッピングモールなどのトークショー、メディア出演も森下くんの指名が増えており、球団側は交通整理に苦慮しています」(球団OB)
オフが忙しくなると、それだけ自主トレーニングなど練習に割く時間は少なくなる。前出の球団OBはここに“阪神特有の落とし穴”があると指摘する。
「“贔屓の引き倒し”とはまさにこのことで、野球そっちのけであっちこっちの会合に出席した結果、本業で成績を残せずにそのままつぶれた選手は過去にいくらでもいます。球団関係者は『森下も二の舞にならないといいが…』と気を揉んでいます。最近は一部で“SNSナンパ”も横行しているようですが、そうしたことに関わって、トラブルを起こさなければいいのですが…。大暴れするのはグラウンドだけで十分です」
自らを律することが、今オフの“プレミア課題”になるだろう。