子どもが生後6カ月くらいだったある日、どうしても朝の通勤ラッシュ時にベビーカーで満員電車に乗らないといけない用事があり、本当に憂うつな気持ちで出かけました。ホームに来た電車はやはり満員で、肩身の狭い思いをしながら乗ったのですが、スーツを着た大きな男性がすぐに私に気づいて席を譲ってくれます。ところが、その後の男性の様子が……。
満員電車で出会った男性
男性はベビーカーを押している私に気づくとすぐに、「あっ、どうぞ座ってください」と立って席を譲ってくれました。とてもありがたく思いましたが、その後はなんだかずっとムスッとしています。やっぱり迷惑だったよね……と思い小声で謝る私。しかし男性は「僕にも同じぐらいの子どもがいて、かみさんが大変なの知ってるんで」と言って子どもにニコッと笑ってくださり、私は思わず涙が出そうでした。
この男性のおかげで、満員電車でも無事に過ごすことができ感謝の気持ちでいっぱいになりました。体がとても大きくて強面で、怒っているのだと勘違いしてしまいましたが、とてもやさしくて素敵な方でした。見た目のイメージだけで人を判断してしまったことを反省した出来事です。
著者:木村 えり/40代女性・フリーランス
13歳の子どもを育てている母。最近は休日にドライブをすることにハマっている。
作画:しおん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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