【動画】柔道・角田夏実選手「もう1回はきつい」、柔道人生を振り返り涙
パリ五輪で、日本女子柔道史上最年長でオリンピックに初出場した角田夏実選手が「NumberTV」第9話に出演。次回第10話には、日本代表引退を発表したバドミントンの桃田賢斗選手が出演することが明らかになった。
■人生を変えた「最大の挫折」をアスリート本人が語る「NumberTV」
同番組は、ドコモの映像配信サービス・Leminoと数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)との共同プロジェクトによって誕生。Lemino独占配信のオリジナルドキュメンタリー番組で、2024年7月25日から独占無料配信されている。
トップアスリートたちの輝かしい「現在」と、それに至るまでの「挫折」をアスリート本人が語るリアルドキュメントで、さまざまなスポーツジャンルの一流アスリートが登場。それぞれの「挫折と復活」の物語を深く掘り下げていく。全24回の配信で、福士蒼汰が番組ナビゲーターに、クリープハイプの「インタビュー」がテーマソングとなっている。
■柔道・角田夏実選手、自分らしい柔道を見失ってからパリ五輪での金メダルまでを語る
11月21日に配信を開始した「NumberTV」第9話には、パリ五輪で日本選手団最初の金メダルを獲得した、女子柔道の角田選手が出演。
「努力は必ず報われる、そう信じていました」と語る角田選手。幼い頃から柔道に打ち込み、高校時代にはインターハイ52kg級で3位。大学時代には国体成年女子の部で2連連覇を達成するなど輝かしい成績を収めてきたが、世界の舞台ではまだ無名の存在だった。オリンピック出場という夢を叶えるため、角田選手は日々練習に励み、地道な努力を重ね続ける。
しかし、2017年の世界選手権で銀メダルを獲得した後、周囲の期待に応えようとするあまり、プレッシャーに押しつぶされそうになり、練習も楽しめなくなり、自分らしい柔道を見失ってしまう。ついには「引退」の二文字が頭をよぎるようになったという。
どん底に突き落とされた角田選手を救ったのは、長年支え続けてきた今井コーチの存在だった。「支えてくれる人たちの笑顔のために」。その励ましが角田選手の心を奮い立たせ、迷いを捨てて自分の柔道を取り戻し、48kg級への階級変更を決意する。そして、東京オリンピックで果たせなかった夢をパリオリンピックで実現。31歳での金メダルは、努力と強い意志の末に掴んだものだった。
「もう一度この人生を歩めと言われたら、きついかな…」と涙する角田選手。日本女子柔道史上最年長でオリンピック初出場を果たしたその長い道のりには、どんな挫折があったのか。角田選手が再び柔道と向き合うようになった人生の転機を語る本編の配信を記念して、角田夏実選手のサイン入りグッズが抽選で2人に当たるプレゼントキャンペーンも実施中。
■第10話では、バドミントン界の至宝・桃田賢斗選手が出演
次回12月5日(木)配信の第10話には、世界を魅了したバドミントン界の至宝・桃田選手が出演。高校生時代に世界ジュニア選手権を制し、日本男子バドミントンに革命をもたらした彼は、世界選手権連覇、世界ランク1位と、数々の栄光を手にする。
しかしその道のりは、2016年の違法賭博問題による無期限出場停止。2020年1月のマレーシアでの交通事故など、決して平坦なものではなかった。東京五輪で予選敗退の屈辱を味わった後も、2022年と2023年の全日本総合バドミントン大会で連覇し、諦めない強い意志を示す。
そして2024年4月、日本代表からの引退を発表し、その激動の10年に一区切りを迎えた。先の見えない苦悩の中でも、困難に立ち向かい続けた桃田選手の物語が「NumberTV」第10話にて語られる。
【関連記事】
・
【動画】柔道・角田夏実選手、パリ五輪金メダルまでの胸の内を語り涙
・
青木宣親氏「イチローさんの言葉がなければ今の自分はないかも」MLBでの低迷期を脱するきっかけを告白<NumberTV>
・
フェンシング・宮脇花綸選手が“進化を遂げた瞬間”「攻撃のところで自分に自信が持てる技が増えた」<NumberTV>
・
世界を見てきたサッカー・香川真司選手が日本サッカーの伸び代に言及「日本はまだまだ発展途上」<NumberTV>
・
【漫画】剣道部員の昼食を抜き打ちチェック…コワモテなのにひらすら生徒を褒める先生に「ギャップ萌え」「優しすぎる」の声