畑岡奈紗の「ラストチャンス」昨年2位の最終戦リベンジ&2年ぶり勝利へ

昨年大会のリベンジに燃える畑岡奈紗(撮影:南しずか)

畑岡奈紗の「ラストチャンス」昨年2位の最終戦リベンジ&2年ぶり勝利へ

11月21日(木) 10:00

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<CMEグループ・ツアー選手権事前情報◇19日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>

畑岡奈紗は今年も、トップ60が集う最終戦のエリートフィールドに出場する。2021年、23年はともに優勝争いのすえ2位に入った好相性大会。そこで狙うのは勝利だけだ。



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22年「DIOインプラント・LAオープン」で6勝目を飾って以来、優勝カップを掲げられていない。シーズンの開幕戦に出場できるのは過去2年間のツアー優勝者のみ。「まだまだ最後までチャンスはあると思いますし、来年の開幕戦に出るためのラストチャンスでもある。なんとか出られるように頑張りたい」と思いはより一層強い。

ここまでのCMEランキングは27位で、「なかなか優勝争いに絡めずに悔しいシーズンだった」と振り返る。ただ、スポット参戦した国内戦で2位に入るなど、秋口から上昇傾向にあると実感している。コーチと取り組むスイングについても「テクニックというよりは、ちょっとした姿勢や力感で変わってくる。そのあたりをうまく調整できれば」と、感覚は決して悪くない。

コースの総距離は昨年より144ヤード伸びた。10月にフロリダに上陸したハリケーンの影響もあってか、フェアウェイのランは出づらく、2打目以降では1~2番手ほど大きなクラブを持たされそう。広大なコースに風も吹きつけ、アゲンストではその体感距離はさらに増す。それでも「本当に最後までなにがあるか分からないコース」と、ビッグスコアが予想されるなかでバーディ合戦についていくつもりだ。

昨年は最終日を首位で迎え、上がり3ホールまでエイミー・ヤン(韓国)と並んでいた。最後は「エイミーがすごくいいプレーをしていた」と優勝をさらわれたが、「1週間としていいゴルフができていたし、最終日で崩れていたりしたけれど(その時は)伸ばして終われた」と手ごたえもあった。2年ぶりの勝利、“年間女王”のタイトル、開幕戦の出場権…。24年の最後の試合で一気につかみにかかる。(文・笠井あかり)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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