11月21日(木) 6:30
東京ガス株式会社によると、給湯器であらかじめ40度まで温めたお湯と20度の水道水を同じ大きさの鍋でそれぞれ2リットル沸かした場合、1回にかかるコストは給湯器が7.4円、水道水が7.9円とのことです。1日3回沸かしたとすると、給湯器で温めたお湯の方が、年間でおよそ579円の節約になるようです。
次に、使っているご家庭が多い、電気ポットとガスコンロでも比較してみましょう。20度の水を、やかんで1リットルずつ3回沸かした場合にかかる費用は11.2円、電気ポットで20度の水を3リットル沸かしてポットの保温を8時間使用した場合の費用は、15.8円です。
さらに、電気ポットでお湯を保温するよりも、使うたびに必要な量だけガスコンロでお湯を沸かす方が、年間で約1700円節約できるようです。
給湯器や電気ポットでお湯を沸かす際には、次のポイントに気をつけると、より節約効果が期待できます。どれもすぐに実行できるため、ぜひ試してみてください。
給湯器の温度設定が高すぎると、必要以上にエネルギーを消費します。お湯を沸かす場合は一時的に温度を高くしてもいいですが、普段の洗い物やお風呂の際には温度設定を見直し、無駄なエネルギーをカットしましょう。
電気ポットの保温は便利ですが、長時間だと電気代が高くつきます。使用後は電気ポットの電源を切り、必要なときだけ沸かすことで、無駄な電力消費をおさえられます。また、断熱効果が高くお湯が冷めにくいポットを使用することで、保温時の消費電力を大幅にカットでき、節約につながります。
給湯器でお湯を出す際には、必要な量だけを使うようにしましょう。使いすぎを防ぐことで、水道料金の節約にもつながります。
同じ量のお湯を沸かす際には、20度の水道水をガスコンロで沸かすよりも、給湯器で40度にしたお湯を沸かした方が、年間で約579円節約できることが分かりました。電気ポットとガスコンロを比較した場合は、電気ポットの保温を利用するよりも、使うたびにガスコンロでお湯を沸かす方が、年間で約1700円節約できます。
給湯器や電気ポットでお湯を沸かす際には、ちょっとした点を意識するだけで費用をおさえられます。給湯器の設定温度を見直したり、電気ポットの保温時間を短くしたりすることでも、お湯を沸かす際にかかる費用を無理なく節約できるでしょう。また、どちらの場合も節水を心がけることで、水道料金の節約につながります。
給湯器・電気ポット・ガスコンロを適切に使い分けながら、温かい飲み物を楽しみましょう。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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