11月20日(水) 7:35
マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーに出場しながら、ドラコンプロとしても活動している鈴木真緒。身長154センチと小柄ながら、今年5月には自己最長の328ヤードをマークした。そのダイナミックなぶっ飛びスイングを、プロコーチの石井忍が解説する。
【連続写真】ヨコの体重移動からタテにジャンプ!鈴木真緒のドライバースイング
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飛ばす要素が詰まったスイングです。肩幅の1.5倍はありそうなワイドスタンスで左右の体重移動を大きく使い、2軸で振っています。トップでは感覚的に右足に80%乗り、ダウンスイングでは左腕が地面と平行になった時点でしっかり左足に乗っています。
そのヨコの力をインパクト直前ではタテに、両足のカカトが浮くほど地面を蹴っています。ジャンプするように地面反力を使うのは、ドラコン選手に多く見られる飛ばし方で、ヘッドが一気に加速するのです。
トップでは腕も肩も脱力しているので、肩がスムーズにタテ回転。そして、インパクトでアッパーにボールを捉えるのも飛ぶ理由でしょう。154センチとは思えない大きなスイングですね。
■鈴木真緒
すずき・まお/1999年生まれ、東京都出身。小学校ではゴルフをしていたが、中学は陸上部、高校と大学はライフセービング部に所属。大学3年でゴルフを再開すると、昨年は「第1回ドラコンプロタイトルマッチ」の52kg級、無差別級で優勝。今年5月の「ドラコンプロタイトルマッチ2024 58kg級」では、自己最長を更新する328ヤードで勝利した。
■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行うほか、軽快なトークで解説者としても人気を博す。マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーの解説者も務めている。
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●鈴木真緒の体重移動は他の選手よりも多い!?関連記事の【「インパクトで右足に乗る」 154センチで300ヤード飛ばす鈴木真緒は、4度体重移動していた!】では、本人が遠心力をMAXにする体の使い方を語っている。