11月20日(水) 4:40
コンビニは街の中に数多く存在しているため、買い物だけではなく、コンビニ内にあるトイレを利用したいと考え、立ち寄る人も多いでしょう。
しかし、場合によってはトイレの利用を断られることがあります。コンビニがトイレの利用を断る理由には次のようなものがあります。
コンビニは日々多くの人が利用しています。そのため、お客にトイレを開放すれば多くの人がトイレを利用し、頻繁に掃除やトイレットペーパーの補充が必要となり、特に混雑する時間帯や深夜帯では管理が追いつかない場合もあるでしょう。
トイレの清潔さを維持するためには、その分人手も必要です。小まめな掃除ができないとトイレに汚れがたまり、クレームにつながってしまう可能性もあります。そのため、店舗側が利用を制限せざるを得ないケースもあるのです。
防犯上の理由から、トイレの利用を断る店舗もあります。例えば、一人がトイレを長時間使用してしまうとほかの人が使えずトラブルが起きるかもしれません。
また、トイレ内に商品を持ち込まれて万引につながったり、トイレ内で禁止している喫煙をされたりすることもあります。このような理由からも、トイレの利用が制限される場合があります。
コンビニでのトイレ利用に対して、「いくら以上の商品の購入が必要」といったルールはありません。トイレの利用を許可している店舗では、購入金額が少なくても、あるいは購入していなくても利用できる場合が多いといえます。
実際、ファミリーマートは公式サイトで「ファミリーマートでは、トイレを無料でご利用いただけます。店舗により、お客さまにトイレをお貸しできない場合もありますので、ご了承願います。」と示しています。
トイレの利用を断られた場合は、購入金額が少ないから断ったのではなく、前記のように、衛生・防犯上の問題からトイレの利用自体を断っていると考えられます。
基本的に購入の有無に関わらずトイレ利用は可能とはいえ、コンビニでトイレを借りる際、店舗側への配慮や感謝の気持ちを示す行動は大切です。商品を多く購入したから自由に利用していいということではありません。気持ちよく利用できるよう、次のようなマナーを心がけましょう。
コンビニでトイレを利用する際には、店員に一声かけてから利用するようにしましょう。
もし、無断使用禁止と掲示があるトイレを何も言わずに利用した場合、商品を購入するという本来の目的以外で侵入したということで、罪に問われてしまう可能性があります。「トイレを使わせてもらってもいいですか?」と一声かけることで、店舗側にも安心感が生まれるでしょう。
長時間のトイレ利用は、ほかの顧客や店舗側にも迷惑をかけてしまう可能性があります。できるだけ短時間で利用し、次に利用する人への配慮も忘れずに行動しましょう。
トイレの利用後には水滴や紙くずが残らないように気を配るなど、トイレを清潔に保つことも大切です。次に使う人が気持ちよく利用できるだけではなく、店員の掃除の負担を減らすことにもつながります。
コンビニのトイレ利用は、購入金額ではなく、衛生面や安全面から制限されていることがあります。利用不可とされている店舗の場合は、そのような事情があることを理解し、店舗のルールに従いましょう。
利用を許可している店舗であっても、商品を購入して感謝の気持ちを示したり、マナーを守って利用したりと、店舗への配慮を忘れないことが大切です。そのような風潮がもっと広がれば、困ったときに気持ちよくトイレを貸してくれるコンビニ店舗も増えてくるかもしれません。
株式会社ファミリーマート ようこそ日本へ
執筆者:山田麻耶
FP2級
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