ポータルによって異世界へテレポート!?『マインクラフト/ザ・ムービー』ストーリーが明かされる新予告編

ポータルによって異世界へテレポート!?『マインクラフト/ザ・ムービー』ストーリーが明かされる新予告編/[c] 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ポータルによって異世界へテレポート!?『マインクラフト/ザ・ムービー』ストーリーが明かされる新予告編

11月20日(水) 12:00

2023年に世界売上本数が3億本を突破したビデオゲームを映画化した『マインクラフト/ザ・ムービー』が2025年のゴールデンウィークに公開されることが決定。あわせて新予告編が到着した。
【写真を見る】なにもかもが四角いブロック型の形状をしている世界を舞台にした『マインクラフト/ザ・ムービー』

2009年に誕生し、2011年に正式発売されて以来、瞬く間に世界を席巻した「マインクラフト」。ワールドと呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめるゲームだ。様々なプラットフォームで展開され2014年には「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定され、2023年に世界売上本数が3億本を突破。北欧で生まれたゲームがいまは全世界に広がり、世界一売れている大人気ゲームとして知られている。

ゲームの枠を超えてアパレルやオモチャなどの各種関連商品も開発され、さらにプログラミング教室教材としての使用で全国大会も開かれるなど、子どもたちの主体性、創造力、探求心をはぐくむ未来の教材としても注目されている。

前回初めて解禁された予告では、ブロック状の不思議な世界が彩られ、ジャック・ブラック演じるスティーブが「俺はスティーブだ!」とだけ名乗り登場するなど、どんなストーリー展開が待ち受けているのか謎に包まれていた。今回新たに解禁された予告映像では、新たなキャラクターの登場や待望の物語の全容が明らかにされている。


少年時代からずっと“子ども立ち入り禁止”のとある採掘場で採掘することを夢見ていた主人公のスティーブ。大人になり、憧れの採掘場で発見したのは、青く光る謎のポータルだった。劇中に登場するポータルには実際のゲーム上にも存在するテレポート機能が備わっていて、ポータルに触れたことで異世界へテレポートされてしまう。目の前に広がっていたのは、自分が考えたモノをなんでも創造することができる不思議な世界「オーバーワールド」だった…。

木々、湖、砦岩、蜂、オオカミ、ブタ…なにもかもが四角いブロック型の形状をしているこの世界では、指をポンと指すだけでブロックが創りだされ、自由に組み合わせ創造することができる。創作意欲をかき立てられ、この世界を謳歌していたスティーブのもとに、彼と同じく謎のポータルに導かれ突然現れたのは、お互い見ず知らずの4人組。「1989年の最強ゲーマーだ」と自称する、ピンクのジャケットを着たロン毛男ギャレット(ジェイソン・モモア)と、わけもわからずテレポートされてきた謎の少年(セバスチャン・ユージン・ハンセン)や若い女性(エマ・マイヤーズ)、異世界に驚きを隠せない女性(ダニエル・ブルックス)は、スティーブの案内により、なんでもアリのオーバーワールドの驚きの全貌を目にしていく。

スティーブが建てたと思われるデカデカとした鳥のオブジェが印象的なブロック状のチキン屋では、少々残酷ながら鳥にマグマをかけるだけで丸焼きチキンの出来上がり。そして、気球に乗って武器を振りかざすブタの大軍や、夜になると現れる火の槍で攻撃してくるスケルトンやゾンビたちが彼らに襲いかかる。このあまりにも魅力的な世界を壊そうと目論む敵に立ち向かうため、大量の爆弾や工具が備えられたアイテム倉庫で、スティーブたちはブロック状の剣をはじめとした武器や防具を創っていく。さらに、彼らをテレポートしたポータルが“エンダーパール”だと明かされ、投げた場所へテレポートすることができると知り、ギャレットは試さずにはいられない。ハイテンションでテレポートを行うが、なんとそれが「ラス1だったけど、気にすんな」と軽々と明かされる…。

マイクラで親しまれているゴーレムや村人、ゲーム上の設定と同じく拠点に松明を置かないと襲ってくるスケルトンやゾンビなどの大人気キャラクターの登場はもちろんのこと、クラフト要素とアクション要素の両方の展開も描かれ、世界中のマイクラファンたちの期待が高まる新映像に仕上がっている。

物語の主人公スティーブを演じるのは、ゲームの映画化として世界的に大ヒットした『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)でクッパの声を演じたブラック。マイクラの世界でスティーブは水色のシャツを着たプレイヤーの初期デフォルトスキンとして知られ、ゲームの設定同様、今作でも水色のシャツを着ている。ピンクのジャケットを着たロン毛男ギャレットを演じるのは「アクアマン」シリーズ、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(23)のジェイソン・モモア。アクション全開の作品イメージが強いモモアは、今作でも力技で“創造”していくシーンが収められていて、ドタバタ冒険劇をひっかき回す重要なキャラクターとなりそうだ。そして彼との関係性が明かされない3人の登場人物たちを演じるのは「ウェンズデー」で一躍注目されたエマ・マイヤーズ、『カラーパープル』(23)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたダニエル・ブルックス、『黒い司法 0%からの奇跡』(19)のセバスチャン・ユージン・ハンセンら注目キャストが脇を固めている。

豪華キャスト陣が世界で最も売れたゲームの世界を体現する本作。今後の続報も要チェックだ。

文/スズキヒロシ


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