11月20日(水) 5:40
レジ袋が有料化されたのは2020年7月からで、プラスチックごみの削減が目的です。プラスチックごみは海洋ごみ問題や海の生態系が崩れる原因とされており、日本は海洋に流出したプラスチックごみの発生量が多い傾向にあります。
特に、使い捨てプラスチックが環境に与える影響は大きく、削減が求められていました。また、レジ袋の有料化は消費者の意識変革も目的としています。
意識変革は、今まで無料だったレジ袋をわざわざ購入することで「本当に必要か」と考えるきっかけを促すことが狙いです。レジ袋有料化をきっかけに、プラスチックごみの削減や地球に優しい環境づくりができれば、政策は成功といえるでしょう。
株式会社ナビットのアンケート調査によると、エコバッグを携帯している人の割合は以下の通りです。
・常に携帯している:75.9%
・時々携帯している:17.8%
・携帯していない:6.3%
アンケート結果によると、エコバッグを持ち歩いている人は93.7%いることが分かりました。
同アンケートによる「レジ袋有料後、エコバッグの使用頻度は変わりましたか?」という質問の答えは以下の通りです。
・かなり変わった:54.8%
・まあまあ変わった:21.4%
・そこまで変わらなかった:10.9%
・変わらなかった:9.0%
・分からない:0.2%
・携帯しない:3.7%
アンケート結果によると、レジ袋が有料化してエコバッグの使用頻度が「かなり変わった」という人は半数以上いることが分かりました。「まあまあ変わった」という方も21.4%いることから、7割以上の人に意識の変化があったといえるでしょう。
レジ袋は税込みで小と中サイズが3円、大が5円として計算します。レジ袋を購入するシチュエーションは以下の通りです。
・スーパーの買い物で大サイズのレジ袋を購入×週5回
・コンビニでお昼ご飯の購入で中サイズのレジ袋を購入×週5回
上記のように買い物した場合、1週間あたりのレジ袋にかかるコストは40円です。1ヶ月を4週間とすると月160円のコストがかかることになります。1年で計算するとコストは1920円です。
エコバッグは、1500円前後で購入できるため、レジ袋を購入するより節約につながることが分かります。
ただし、ここで紹介した例は食料品のみのため、服や日用品を購入した際はさらにレジ袋のコストがかかるでしょう。
株式会社ナビットの調査によると、エコバッグを持ち歩いている人は9割以上存在し、レジ袋有料化の影響で使用頻度が変わったという人は7割以上いることが分かりました。1日2回買い物してレジ袋を購入した場合にかかるコストは、1ヶ月あたり160円程度です。
1年あたりに換算すると1920円程度ですが、食料品だけでなく服や雑貨、日用品を購入した場合も含めるとさらにコストがかかるでしょう。
レジ袋有料化は、プラスチックごみを減らす目的で採用されました。地球に優しい環境をつくるためにも、エコバッグを持ち歩いてプラスチックごみを減らしましょう。
株式会社ナビット 普及率は9割越え! エコバッグについて大調査! 【1000人アンケート】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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