健康のために毎日「納豆ごはん」を食べています。「1食250円」で家計的にも助かっているのですが、どのくらいで食べ過ぎになるのでしょうか…?

健康のために毎日「納豆ごはん」を食べています。「1食250円」で家計的にも助かっているのですが、どのくらいで食べ過ぎになるのでしょうか…?

11月20日(水) 3:00

さまざまな食品の値上げが続く中、食費を抑えたいときに大活躍する食品の1つとして、スーパーで安く手に入る納豆があげられます。大豆を納豆菌で発酵させてつくる納豆は、日本で親しまれている食品で、冷蔵庫に常備している人も多いのではないでしょうか? 本記事では納豆を毎日食べる節約効果と健康面でのメリット、過剰摂取で健康に悪影響が出る可能性を解説します。

納豆を毎日食べるメリット

納豆を毎日食べるメリットとして、手軽に栄養を取れることが挙げられます。
 
納豆には、健康を維持するために必要不可欠な5大栄養素(たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)が全て含まれており、食べることで腸内環境の改善、心臓や骨の健康のサポート、免疫力の向上などといった効果が期待できることから、健康食品の代表格とも言われています。
 
市販の納豆は、基本的にパックを開けて混ぜるだけで食べることができるので、手軽に栄養を取れるのはうれしいですよね。
 
また、日々の食事を1食納豆ご飯にすることで食費の節約にもつながります。種類にもよりますが、スーパーで納豆は3パックで100円台と比較的安く手に入り、納豆ご飯は1食250円以下に抑えることができます。
 
株式会社リクルートの「有職者のランチ実態調査(2024年3月実施)」によると、平日のランチ予算の全体平均は452円ですので、納豆ご飯は平均金額を大きく下回ることになります。平均値よりも200円ほど抑えられる日が月に20日あると仮定すると、月々4000円の節約です。
 

納豆を食べ過ぎるとどうなるのか

ドクターストップなど特別な事情がない限り、納豆を毎日食べても特に問題はありません。しかし、納豆の食べ過ぎは栄養の過剰摂取につながり、健康を害してしまうおそれがあるため注意が必要です。
 
例えば、納豆には大豆イソフラボンが含まれており、適量であれば骨粗しょう症や生活習慣病などのリスクを下げる効果があると言われています。しかし、大豆イソフラボンは女性ホルモンに似ているため、過剰に摂取すると体内の女性ホルモンが乱れて生理不順や子宮内膜繁殖症などの原因になる可能性があるとも言われています。
 
また、納豆にはプリン体が含まれているため、食べ過ぎると痛風や腎臓障害や尿酸結石などになるリスクが上がります。
 

1日に納豆をどれくらい食べて良いの?

1日におすすめする納豆の量は1~2パックです。厚生労働省が推進している21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)によると、大豆を含む豆類は1日100グラムを目安に摂取することが目標となっています。これは、納豆だけで換算すると2パック相当です。
 
大豆製品は納豆以外に、豆腐やみそ、しょうゆなども挙げられます。日々の食事のバランスを考えて、納豆の摂取量を調整すると良いでしょう。納豆に野菜や卵などの食材を混ぜてアレンジするのも良いかもしれません。
 

納豆は手軽に栄養が取れるスーパーフードだが、食べ過ぎはNG

納豆は手軽に栄養を取ることができて節約にもなる、まさに「スーパーフード」といえます。ドクターストップなど事情がない場合であれば、1日1~2パック程の摂取は問題ないでしょう。
 
しかし、納豆には過剰に摂取してしまうと健康被害をもたらす可能性があるため、食べ過ぎはよくありません。何事もほどほどに、バランスの良い食事が大切です。
 
また、いくら節約のためとはいえ毎日納豆ごはんだけでは飽きてくる人もいるでしょう。ほかの食材を取り入れたり、気分転換に外食をしたりして楽しく節約ができると良いですね。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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