【マンガ】『大好きな妻が難病になった話』を最初から読む
大好きな妻との日常を描いた『ふうふの日記マンガ』をSNSに投稿している漫画家・カレーとネコさん。仲良し夫婦の日々は平和そのもの...だったのですが、妻の体調が徐々に悪化。検査の結果、国の難病に指定されている進行性の病気「リンパ脈管筋腫症」であることが判明します。妻の突然の入院で2人の日常はどう変化していったのでしょうか...?
夫婦で支え合う姿にじんわり心が暖かくなると話題のコミックエッセイ『大好きな妻が難病になった話~ふうふの日記マンガ~』。作者のカレーとネコさんに、難病発覚当時のお話をうかがいました。
■『大好きな妻が難病になった話~ふうふの日記マンガ~』あらすじ
漫画家のカレーとネコさんと妻さん夫婦は、ネットで知り合い、6年半の遠距離恋愛を経て結婚しました。いつも仲良く、平凡で穏やかな日々を送っていた2人。
ところが、結婚して6年目、妻さんが体調を崩すことが増えてきました。少し階段を登るだけで息切れしたり、咳き込んでその場にへたり込んでしまったり…。
■息苦しさを訴えることが増えた妻。忍び寄る不穏な足音
――何気ない日常の中に少しずつ「何かの足音」が忍び寄る描写に胸がギュッとなりました。妻さんの病気が判明するまでに、どのような前兆があったのでしょうか?
カレーとネコ:1番は息苦しさを訴える事が増えたことです。マンションの階段を登って玄関に到着すると、そこで動けなくなる事もあり、少し休憩して落ち着いてからまた動くといったように行動が細切れになっていました。今思うとあの頃は病気が進んでおり酸素の数値も下がっていたでしょうから、とても苦しかったのだろうと思います。
■「どうして妻が…」妻に難病が発覚したとき、夫は
病院で検査を重ねた結果、国の難病に指定されている進行性の病気「リンパ脈管筋腫症」であることが判明。妻さんはすぐに入院することになり、カレーとネコさんと二人三脚でさまざまな困難に立ち向かうことに…。
──最初に診察を受けた時は「気胸」という診断でした。その後「リンパ脈管筋腫症」の可能性があると告げられたときは、どのようなお気持ちでしたか?
カレーとネコさん:やはりショックでした。患者の数も少なく、病気に関する情報も僅かなものしか手に入らず、妻はどうなってしまうんだろうと眠れない時期も多かったです。
──その後検査を重ねた結果、やはり「リンパ脈管筋腫症」であることが告げられました。
カレーとネコさん:はい。妻がそんな目に合わないといけないんだろう、とずっと考えていました。空いた時間があると耐えられなくなっていたので、漫画を描いたりして、間を埋めるような状態が続いていました。
入院、手術、リハビリ…さまざまな困難を夫婦で励まし合いながら乗り越え、現在は自宅で夫婦の日常を取り戻しつつあるカレーとネコさんご夫婦。難病という大きな不安を抱えながらも、2人で日々の暮らしを楽しむ様子がコミックエッセイ『大好きな妻が難病になった話~ふうふの日記マンガ~』には描かれています。カレーとネコさんご夫婦の絆と強さに心が動かされること間違いなしです。
取材・文=宇都宮薫
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