「子どもがしたことだから」幼い頃は周りに手を出しがちだった息子/娘はいじめなんてやってない(8)

「子供がしたことだから」/(C)しろやぎ秋吾/KADOKAWA

「子どもがしたことだから」幼い頃は周りに手を出しがちだった息子/娘はいじめなんてやってない(8)

11月20日(水) 12:00

「子供がしたことだから」
夜に届いた臨時休校のお知らせ。娘が通う小学校で起きた事件/娘はいじめなんてやってない(1)



いじめを苦に屋上から転落したのは、かつて娘をいじめていた加害者だった――。

ある日、紫村俊介という小学6年生の児童が屋上から飛び降りるという事件が発生しました。彼は命こそとりとめましたが、意識不明の重体に。そして現場に残されていた「遺書」からは、4名の児童の名前が出てきたのです。

その一人として名前が上がったのが、クラスメイトの青空茜。彼女の母・翼はいじめへの関与を娘に問いますが、茜はそれを頑として認めません。その態度と、飛び降りた児童が娘をいじめていたという過去を鑑み、母として彼女を信じることにしますが…。

果たしていじめの本当の「加害者」は誰なのか? いじめ問題のタブーに切り込んだセミフィクション『娘はいじめなんてやってない』をお送りします。

※本記事はしろやぎ秋吾著の書籍『娘はいじめなんてやってない』から一部抜粋・編集しました。





※この記事はいじめについての描写があります。フラッシュバック等症状のある方はご留意下さい。

登場人物


■子どもがしたことだから
昔から気が強い子だった

友達とのトラブルが絶えなくて

子供のしたことですから

何度も言い聞かせる




子供がしたことだろ?

この人はいつも無関心

俊介のせいにするなよ

やっぱり話し合いなんて無理





著=しろやぎ秋吾/『娘はいじめなんてやってない』








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