【漫画】クールぶっているボッチ大学生が初バイト…親切なイケメン同僚の謎の行動に困惑するBL漫画に「続きが気になる」「可愛い」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ジーンピクシブで連載中の、ほとなかさんが描く『針鼠とコントラスト』より第1話をピックアップ。
ほとなかさんが2024年10月24日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、6,600件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ほとなかさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■バイト先の陽キャ男子の本当の顔とは…
根暗でボッチであると自覚する大学三年生の明石陽太(あかし ようた)は、人生初のアルバイトをすることに。アルバイト先には、陽太とは正反対の明るく気さくな大学二年生の影井零斗(かげい れいと)がいた。教育係でもある零斗は、陽太が本当はクールなキャラではないこと気づいているようだった。
クールを装いながら仕事をする陽太だったが、一人で清掃作業をしている際にコワオモテのお客さんにオレンジジュースがうすいと言われ、ビビってしまう。すると零斗からインカムで、そのお客さんの部屋に料理を運んでほしいと言われさらに焦ってしまう。結局零斗が代わりに料理を運び、うまく立ち回れない自分に落ち込む陽太。そんな陽太の気持ちを察した零斗は、自分も最初はミスばかりだったと優しくフォローしてくれるのだった。
仕事後、零斗は陽太を「ハリネズミみたいだ」と言う。陽太は本当の自分について話すが、深刻そうに話す陽太に的外れな合いの手を入れ、場を和ませようとする零斗。さらに零斗は、「そのままでいい」「もっと知っていけたらと思っている」などと言い、陽太の心を軽くしてくれるのだった。
しかしその後、スタッフルームで話す他のスタッフの話を部屋の外で聞いてしまう陽太。どうやら自分の悪い噂を流しているのが零斗であると知ってしまうのだった…。
作品を読んだ読者からは、「可愛い。どーなるの〜?」「お話も続きが気になるし、主人公たちも魅力的」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・ほとなかさん「私の漫画からBL作品にはまるきっかけになれたら嬉しい」
――『針鼠とコントラスト』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
今作の舞台がネットカフェなのですが、私自身以前ネットカフェで働いていた経験があり、「そういえばアルバイトのひとたちのキャラが濃かったな」と思い出したのがきっかけでした。
元々は影井はただいい人の設定だったのですが、後半に急展開を入れるために裏の顔を作りました。
担当さんとの打ち合わせの中で、ヤンデレに臆病者がただ怯え続ける関係性が面白いんじゃないかという話になり、結果的によかったなと思っています。
ネットカフェ店内の薄暗い雰囲気と、裏の顔、影の部分がいい感じにマッチしているのではないかなと考えています。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
今作はキャラクターの表情をこだわりました。
例えば真顔で圧をかけるシーンは、無表情でもどんな目や顔の角度をしていたら恐ろしくて色気のある顔つきになるかなどを考え、時間をかけて描いていました。
あとは、物語が暗くなりそうなときやシリアスなセリフが続くとき、冷静なツッコミやかわいいキャラクターを紛れ込ませ、いかに雰囲気を壊せるかを心がけています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
3話の壁ドンのシーンです。
前のシーンの笑顔の影井とのギャップと、それに対する明石のときめいてる表情ではなく怯えた様子が、本来胸キュンシーンである壁ドンをコミカルに落とし込めたことに満足しています。
影井と明石の作画時間の差がありすぎた点でも気に入っています。
――ほとなかさんは漫画を描く上でどういったところから着想を得られることが多いですか?
私はBL作品も好きなのですが、お笑いも好きで、普段からよく芸人さんのコント動画を見ています。
そこから設定や展開に影響を受けている部分があると思います。
また、普段から「もし○○だったら」という架空の話を考えたりひとと言い合うことが好きなので、あのとき思いついた設定を物語にしてみようかと思い至ることが多くあります。
――ほとなかさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
以前ファンレターで、私の作品が初めてのBL漫画だったというメッセージをいただき、それがとても嬉しくて印象に残っています。
普段BL漫画を読むひとにもそうでないひとにも面白いと読んでもらえるような作品を作り、私の漫画からBL作品にはまるきっかけになれたら嬉しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
数多くある作品の中から私の漫画を読んでいただき本当にありがとうございます。
私の作品に対する感想や応援のコメント、大変励みになっております。
これからも皆様に楽しんでいただけるような作品作りを頑張っていきたいと思います!
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