11月20日(水) 4:10
株式会社アイベックが実施したアンケート調査によると、女性100人の結婚の決め手となった理由は以下の通りです。
・居心地の良さ:76人
・価値観が似ている:56人
・誠実さ:51人
・尊敬できる:15人
・見た目:14人
・自分の家族との相性:9人
・身体の相性:6人
・経済力:6人
・義両親の人柄:4人
・学歴・家柄:4人
経済力を結婚の決め手とする女性もいますが、全体で見ると第8位で、比較的少数であることが分かります。経済力も大事ではありますが、相談所の方が「価値観が合う人を選んでは?」と言うのは、アンケートの結果からも伺えるでしょう。
結婚相手に経済力を求めることは決して悪いことではないでしょう。共働きであってもどちらかが仕事を辞めて世帯年収が減ったり、子育てや学費で多額の出費が生じたりすることも考えられます。自分自身の年収が高くて、自分と同じくらい、またはそれ以上の年収を求める女性もいるでしょう。
経済力を求める場合、年収はいくらが妥当でしょうか。国税庁長官官房企画課の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、男性の平均年収は568万5000円で、年齢別にまとめると以下の通りです。
・25~29歳:429万2000円
・30~34歳:492万4000円
・35~39歳:556万1000円
・40~44歳:612万2000円
・45~49歳:653万1000円
・50~54歳:689万1000円
・55~59歳:711万8000円
最初から年収のハードルを上げてしまうと、理想の相手が見つかる可能性は少なくなるため、年齢別の平均年収を参考にして数値を設定するとよいでしょう。
結婚相手に経済力を求める際は、年収だけでなく金銭感覚も大切です。高収入の相手でも、趣味や交際費、ブランドものの所持品に多額をつぎ込むなど金遣いの荒い人であれば、結婚後の家計管理がたいへんになるでしょう。お金の使い方について話し合い、収入に見合った生活をしているかも確認しておくと安心です。
結婚生活では、お金のことだけでなくさまざまな意見の食い違いがストレスになることも考えられます。育ってきた環境の異なる他人同士が結婚するわけですから「一緒にいて居心地が良いか」「価値観は似ているか」「誠実であるか」といった点も、結婚生活が始まってから重要なポイントになるでしょう。
結婚で経済力を求める人は少ないのかについて調べてみたところ、今回参照したアンケート結果では、女性回答者全体の第8位であることが分かりました。経済力も大切ですが、居心地の良さや価値観が似ていることを重要視する人が多いようです。価値観には金銭感覚も含まれますが、年収だけでなくお金の使い方についても確認しておくとよいでしょう。
結婚してから仲良く暮らしていくには「居心地の良さ」「価値観が似ている」「誠実さ」といった点も重要なポイントになります。経済力も大切ですが、年齢別の平均年収を参考にして無理のない年収額を設定し、それ以外のポイントも確認しながら理想の相手を探すとよいでしょう。
株式会社アイベック ハッピーメール ハッピーライフ 結婚の決め手は何だった?結婚相手に求めるものを男女200人に大調査
国税庁長官官房企画課 令和5年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 調査結果(統計表)第10表 事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額 その3 平均給与(170ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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