3度目の“エリート舞台”出場蛭田みな美が生かす“パットの名手”からのアドバイス「今週もその意識を」

地元出身の山内日菜子(左)とパシャリ。蛭田みな美がコーライ芝に挑んでいく(撮影:福田文平)

3度目の“エリート舞台”出場蛭田みな美が生かす“パットの名手”からのアドバイス「今週もその意識を」

11月19日(火) 17:56

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<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 事前情報◇19日◇宮崎カントリークラブ◇6497ヤード・パー72>

国内女子ツアーはいよいよ最終戦が始まる。2年連続、今年で3度目の出場となる蛭田みな美は、先週掴んだ好感覚を手に挑んでいく。



これが鈴木愛が蛭田みな美にアドバイスを送った際の一枚【写真】


前戦の「大王製紙エリエールレディスオープン」。最終日はボギーなしの5アンダー「66」をマークし25位タイで終えた大会だが、実は予選ラウンドは「打ち出し方向も合わなかったり、タッチも合っていなかったり…本当に全部がよくなかった」とパッティングに苦戦していた。

そのとき相談したのが、同組だった鈴木愛。2016、18、19年に平均パット数(パーオンホール)で1位を獲得するなど、ツアー屈指の“パットの名手”として知られるのは言うまでもない。「予選ラウンドで一緒に回らせてもらって、もうめちゃくちゃ(鈴木のパットが)入っていた。聞いてみたいなと思って、予選を終えたとき」と、助言を求めた。「丁寧にアドバイスをくれて、ラインとタッチを決めるみたいな。初歩的なことなんですが…」。ストロークやアドレス、打つ前の素振りなどを確認してもらったという。

そのアドバイスを意識して出たのが最終日の好スコアでもあった。「もう本当にありがたいことです…。かっこいいなって。でも、まだ入りきれていないところもあるので、また聞きたいなって思っています」。“門下生”として「今週もその意識をしていきます」。先輩のアドバイスを胸に今シーズンのラストフィールドで戦っていく。

今大会のグリーンはコーライで、こまかな傾斜が多く、芽も強い。「スピードはまだ出てないですけど、本戦に向けて(スピードは)出ると思う。そのあたりを気をつけたいと思います」。練習ラウンドではグリーン周りのアプローチも転がしや上げるショットを行い確認。想定したピンポジションに対して入念にパッティングを行っていた。

ショットの調子は「やっと上向きになってきた。先週もバーディチャンスにつけられていたので、今週も頑張りたいですね」と良い状態。コーライグリーン特有の1バウンド目が大きいことも想定されるが、好調なショットでピンを狙って行く。

今大会に出場できるのは今季ツアー優勝者や、メルセデス・ランキング(以下MR)上位者ら40人のみというエリート舞台。「優勝はもちろんですけど、シード獲得とリコーに出ることはやっぱり目標にしていたので」。未勝利のシーズン優勝だったが、MR26位に入り、来季のシード入り、そして今大会の出場も決めた。イメージのいいショット力と、憧れの先輩からのアドバイスを胸に納得できる締めくくりにしたい。(文・高木彩音)


<ゴルフ情報ALBA Net>
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