11月19日(火) 4:00
コンビニでは郵便局の窓口とは異なり、郵便物(はがき、定形・定形外郵便物など)の重さは量ってもらえず、料金も教えてもらえません。そのため、郵便物の送料については自分で調べる必要があり、切手代を余分に払ったり、不足したりするリスクがある点に注意が必要です。余分に払った場合は自分が損するだけで済みますが、日本郵便株式会社によれば、不足している場合は以下のいずれかの方法がとられます。
・受取人に届く前に差出人に返送される
・受取人に届いて不足額を支払う
・受取人が不在だったり、支払いを拒否したりすると差出人に返送される
不足額を支払わせるのは失礼ですし、迷惑にあたることも考えられます。相手に迷惑をかけないのは最低限のマナーです。そのほか、自分自身も不必要な支出をしないためにもコンビニで郵便物を送る際は事前にサイズと重量を測っておきましょう。
日本郵便株式会社は2024年10月1日に郵便料金を変更しました。例えば、定形郵便物であれば、50グラムまで110円となります。定形外郵便物の料金は重さと規格外か規格内かによって異なり、それぞれ表1の通りです。なお、定形外郵便物の規格内は、長辺34センチ以内、短辺25センチ以内、厚さ3センチ以内で、重量は1キログラム以内が対象です。
表1
重量 | 金額 |
---|---|
規格内 | |
50グラム以内 | 140円 |
100グラム以内 | 180円 |
150グラム以内 | 270円 |
250グラム以内 | 320円 |
500グラム以内 | 510円 |
1キログラム以内 | 750円 |
規格外 | |
50グラム以内 | 260円 |
100グラム以内 | 290円 |
150グラム以内 | 390円 |
250グラム以内 | 450円 |
500グラム以内 | 660円 |
1キログラム以内 | 920円 |
2キログラム以内 | 1350円 |
4キログラム以内 | 1750円 |
出典:日本郵便株式会社「国内の料金表 手紙・はがき」を基に筆者作成
レターパックなどの料金も変更されており、新料金は表2の通りです。
表2
ミニレター(郵便書簡) | |
25グラム以内 | 85円 |
レターパックライト(厚さ3センチ以内) | |
4キログラム以内 | 430円 |
レターパックプラス | |
4キログラム以内 | 600円 |
スマートレター(厚さ2センチ以内) | |
1キログラム以内 | 210円 |
出典:日本郵便株式会社「国内の料金表 手紙・はがき」を基に筆者作成
なお、旧料金のレターパックなどが手元にある場合は、新料金との差額分の切手を貼れば引き続き使用できます。
コンビニで郵便物を発送する際に切手代を間違えないためには、封筒のサイズを知っておくとよいでしょう。封筒の代表的な形は、長形・角形・洋形の3種類です。
長形のうち、長形1・2号が定形外に該当し、それ以外は定形に該当します。角形はほとんどが定形外に該当しますが、角形8号のみ定形、角形0号と1号は規格外になります。洋形封筒は全てが定形に該当します。
上記を把握しておき、重さを量れば正しい切手代が分かるでしょう。
コンビニで郵便物を送る場合、郵便局の窓口とは異なりサイズや重量は測ってもらえません。そのため、切手代を無駄にしないためには事前に郵便物のサイズと重量を測っておきましょう。また、2024年10月1日から郵便料金が更新され、全体的に値上げされています。旧料金で送ってしまうと先方に負担をかけてしまう可能性があるため、注意が必要です。
日本郵便株式会社Webサイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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