2歳から3歳くらいになると、徐々に言葉を覚えてきて親との会話も増えてきますよね。それはとても嬉しいものですが、ときには「ちょっと面倒くさい」と感じてしまうタイミングもあるのではないでしょうか。先日3歳7か月の息子さんがいるママからこんな投稿がありました。息子さんは日頃から「なんで?」と質問してくることが多く、投稿者さんは少し疲れている様子です。
『質問も「なぜ月は光っているの?」「なぜ野菜を食べないといけないの?」などならよいのですが、「トイレ行ってくるね」といった報告や、「ママお風呂に入らなくちゃ」といった言葉に対して「なんで?」と言われます。人間として生きていく上での基本動作に対して質問されるので、「生きるな」と言われているようで疲れてきます。今朝も「顔を洗ってくる」「なんで?」でした。
反対に自然や言語などに対しての質問はゼロで、それも心配です。みなさんはこういう答えようのないことに対してはどう返していますか?また普通の自然などに関する質問は何歳くらいからされましたか?』
3歳児からの「なんで?」攻撃にイライラしてしまうという投稿者さん。普段当たり前に行っている生活に対する「なんで?」にどのように返したらいいのか、また自然などに関する質問は何歳頃から始まるのかとママたちに尋ねていました。
「なんででも!」「なんでだと思う?」と対応してるよ
『余裕があるときは答えるけど、面倒くさいときは「なんででもー」と言う』
『「トイレ行ってくるね」「顔洗ってくる」に対する「なんで?」には、「なんでか考えといてー」と言って行く』
大人からすると当たり前のことにも、素直に「なんで?」と質問してくる姿は第三者から見ると可愛らしい光景ですよね。しかし毎日のように質問されると、精神的に参ってしまう人もいるでしょう。投稿者さんと同じようにお子さんの「なんで?」攻撃に疲れてしまった経験がある人からも、さまざまなコメントが寄せられました。「面倒なときはなんででもと答える」「なんでだと思う?」と対応しているというコメントがありました。これなら無視するわけではないので、子どもも嫌な気持ちにならずに済みそうですね。「なんで?」と聞く前に自分で考えようと努力するようになるかもしれません。
「なんで?」と聞き返してみるのは?
『上の子は小2くらいまで「なんで?」が口癖になっていたから、逆に子どもからの普通の会話にもわざと「なんで?」と返していた。それでこの場面で「なんで?」と言うのは変なんだなってようやく気づくようになった』
それでも「なんで?」攻撃が止まない場合には、子どもが自ら「なんで?」と質問することをやめたがるような流れを作ってみると効果的という意見もありました。たとえばトイレや顔を洗うときには、排泄が体にとって大切であることや、清潔に保つ必要があることなどを丁寧に説明してみると「よくわからないからもういいや」となってくれるかもしれません。また逆に子どもの言動に対して「それなんでやってるの?」と「なんで?」攻撃をやり返すことで、些細なことに質問される面倒くささを体験させられるかもしれません。実際に自分が「なんで?」と質問されることで、「なんで?」と聞くべき場面とそうではない場面を理解するようになったという体験談も寄せられていました。
『うちも同じだよ。「なんで顔を洗うと思う?」とか聞き返しているよ。トイレだと「行きたいからだよ」とか。あと「これどこで買った?」とかも多い。たまに「月はどこいった?」とか、「雲がくっついてるよ?」とか聞いてくるから、そろそろ投稿者さんがしてほしい質問も増えてくるんじゃないかな』
投稿者さんが求めている自然などに対する「なんで?」については、「そのうち質問してくるようになるよ」という意見が。筆者の子どもも4歳くらいまでは訳のわからない「なんで?」が多かったものの、5歳を超えたあたりから「なんでお母さんと結婚できないの?」「なんで冬は寒いの?」といった、世の中の仕組みや自然に関する質問をしてくるようになりました。投稿者さんの息子さんはまだ3歳ですから、これからどんな質問をしてくるようになるのか、楽しみに待ってみてもいいかもしれません。
当たり前の出来事に疑問を持つことはいいこと!きっと本人は楽しい
『わが子も似たような質問をしていたよ。トイレは「トイレを我慢しすぎると病気になる」、お風呂は「体を洗わないと臭くなる」みたいに答えていたわ。私は「○○しないとどうなるか」という観点で答えることが多かった』
『「今やりたいから」、と「○○ちゃんはどう思うの?」は言いまくったな。まだ今もたまに「なんで?」はあるけど、最近は調べて答えているから、話が長くなってあまり聞いてくれない。本当に知りたいときはわずかで、コミュニケーションであることのほうが多いんだろうなと思っている』
子どもの「なんで?」攻撃にイライラしてしまう投稿者さんの気持ちは、多くのママたちが共感していました。生きていく上での基本動作に対して質問されると、ストレスを感じてしまうこともあるかもしれませんが、お子さんは世の中の当たり前とされていることに興味関心を持てる好奇心の強い子どもといえるかも。当たり前のことを疑うことは、自分の頭で考えることができる証ではないでしょうか。疲れているときは仕方ないとは思いますが、できるだけお子さんの「なんで?」に丁寧に答えてあげると、これからの勉強にも活かせそう。たとえばトイレやお風呂などの質問への返答は「なぜやるのか」だけでなく、「やらないとどうなるのか」と別角度で説明してあげると理解が深まり、いずれ「なんで?」と繰り返し言わなくなるかもしれませんね。
また子どもの「なんで?」は本当に疑問を抱いているというよりも、「ママとコミュニケーションを取りたいから」という意見もありました。言葉が拙いなりにママとたくさんお喋りがしたいから「なんで?」と聞いてくると思うと、投稿者さんもイライラが少し和らぐのではないでしょうか。投稿者さんと同じように今まさに「なんで?」攻撃に疲れてしまっているママたちは、今回の投稿を参考に対応してみてくださいね。
文・AKI編集・有村実歩イラスト・マメ美
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