次期ジェームズ・ボンドは「白人である必要なし」製作者が新方針明かす

「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」

次期ジェームズ・ボンドは「白人である必要なし」製作者が新方針明かす

11月19日(火) 11:00

提供:
「007」シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリが、次期ジェームズ・ボンド役について新たな見解を示したと、米APが報じている。ブロッコリは、兄のマイケル・G・ウィルソンとともに、「007」シリーズのプロデューサーを務めている。

ウィルソンとともに、アカデミー賞の功労賞にあたるアービング・タルバーグ賞を受賞したブロッコリは、選考中の次期ボンド役について「これは本当に大きな決断になると思います」と明言。次期ボンド役は30代の男性俳優を検討しており、少なくとも10年間はシリーズに関わることができる人物を探しているという。男性であることは絶対条件であるが、人種については「白人である必要はありません」と柔軟な姿勢を示している。

シリーズ通算25作目となる「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」で、「007 カジノ・ロワイヤル」から5作品にわたってジェームズ・ボンド役を演じたダニエル・クレイグが引退。その後任として、現在最有力候補に名前が挙がっているのは、映画「ブレット・トレイン」などに出演した英俳優のアーロン・テイラー・ジョンソンである。元ジェームズ・ボンド役のピアース・ブロスナンは「彼には力量も才能もカリスマ性もある。間違いなくボンドを演じられる」と、太鼓判を押している。

ブロッコリは、新しいボンド役に対してファンから反発の声が上がることも想定している。前任のクレイグの起用時も、当初はネット上で反対意見が相次いだ。しかし「カジノ・ロワイヤル」の公開後、その評価は一変。クレイグ主演の5作品は、シリーズ史上最高の興行収入を記録した。

「新しいボンドが決まるたびに、映画も変化していきます。新しいボンドの登場による新しい方向性、それこそが私たちの作品の醍醐味なのです」とブロッコリは語る。

シリーズの新たな歴史を刻む次期ジェームズ・ボンド役の選考に、世界中のファンの視線が注がれている。

【作品情報】
007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

【関連記事】
次期ジェームズ・ボンド決定報道にプロデューサーは沈黙貫く
「スパイダーマン」スピンオフ映画はR指定に主演はアーロン・テイラー=ジョンソン
リメイク版「ノスフェラトゥ」にアーロン・テイラー=ジョンソン

(C)2023 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. 60th Anniversary Logo, and related James Bond Trademarks are trademarks of Danjaq, LLC. All Rights Reserved. NO TIME TO DIE (C) 2021 DANJAQ, LLC AND METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.
映画.com

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ