神尾楓珠、桜田ひよりをW主演に迎えた、爆風スランプ不朽の名曲にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』(2025年2月7日公開)。このたび不器用な2人の主人公が織りなす愛おしい物語を温かく彩る追加キャスト5名が発表され、手書きコメントも到着した。
【写真を見る】神尾楓珠と桜田ひより演じる丈流と美優のほのぼのしたデートシーン
本作で描かれるのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋をするラブストーリー。SNSで簡単につながれる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観はもちろん、令和と平成2つの恋が交錯することも本作の大きな見どころの1つとなる。
丈流(神尾)と美優(桜田)を取り巻く個性豊かなキャラクターを演じる追加キャスト5名は、以下のとおり。カフェ「Double」で働く美優の先輩、篠田沙希役を演じるのは、山本美月。俳優、モデル、さらにはイラスト制作も手掛けるなど多彩な才能を開花させている山本が、本作では先輩として、恋に仕事に一喜一憂する美優を温かく見守る。本作について「撮影中は、美優の心のより所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました」とコメント。
一方、丈流の大学のクラスメイト役を演じるのは、2025年ネクストブレイク必至の若手キャストたち。喜一役を演じたのは、中川大輔。モデルとしてデビュー後、映画、ドラマ、舞台とさまざまなフィールドで活躍を見せるいま注目の若手俳優の1人だが、本作で演じるのは丈流の“もどかしい恋”を陰で支えるムードメーカーだ。中川は「人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲につながっていて、台本を読む度に泣いてしまいました」と感動の物語であることを熱弁。
同じく丈流や喜一の友人、小柴役には、伊藤あさひ。映画やドラマをはじめ、ミュージカルなど活動の幅を広げる伊藤が、本作では丈流や喜一と違い、将来を見据え堅実的に行動する大学生を自然体の演技で表現する。今回のオファーについては「楓珠くんからも『本当の友だちがいると嬉しい』と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました」とコメント。普段から交流のある神尾と伊藤のシーンに注目が集まる。
丈流のバイト先、バー「Double」の店長、重田役を演じるのは、「ゲスの極み乙女」「DADARAY」「ichikoro」「礼賛」と4つのバンドでベースを担当し、映画やドラマで俳優としても精力的に活動している休日課長。本作では将来に悩む丈流を見守る職場の先輩というキャラクターに扮しているが、休日課長は「高校時代、初めて『大きな玉ねぎの下で』を聴いた時、その曲と日本語の魅力にあふれた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなく嬉しかったです」と本作への想いを明かす。
そして、丈流がバーで出会う若い起業家、望月役には、和田正人。次々と話題作への出演が絶えない実力派俳優として名高い和田が演じるのは、丈流を気に入るベンチャー企業の社長という役どころだ。和田は「世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じて下さい」と本作ならではの魅力を存分に語る。
また、令和と平成と、2つの時代で織りなされる“ピュアな恋”を写し出した場面写真も一挙解禁された。公開されたのは、丈流と美優のバイト先「Double」でのカットをはじめとする場面写真だ。バイト先のノートを通じて言葉を交わし始めたことを機に、お互いの顔も声も知らぬまま惹かれあう2人。気になる“あの人”のことを思い浮かべながら「伝えたい想い」を込める彼らの優しい表情が印象的に写し出され、エモーショナルな雰囲気が漂う。さらに、「いつか会ってみたい」と思いながらもあと一歩が踏み出せないという不器用な彼らを取り巻く個性豊かなキャラクターたちの姿も収められ、もどかしい恋の行方にますます期待が膨らむ。
一方、平成で描かれる“もう一つの恋”にも注目。新規場面写真には、同じ高校の放送部に所属する⻁太郎(藤原大祐)と大樹(窪塚愛流)が部室でおふざけしあう仲睦まじい様子や、病気がちで控えめな今日子(伊東蒼)と彼女に寄り添い支える親友の明日香(瀧七海)の姿も。大樹から手紙の代筆を頼まれ、手紙のやり取りを交わすうちにいつしか文通相手に恋をしてしまう⻁太郎と、他愛もない手紙のやり取りが辛い入院生活の支えになっていく今日子。令和と平成、時代を超えて交差する切なくも淡い恋の物語をぜひ堪能してほしい。
さらに12月13日(金)よりムビチケ前売券(カード)の発売も決定。武道館をバックに丈流(神尾)と美優(桜田)が話す自然体の姿が好評を博したティザービジュアルがデザインされている。本作の公開を見逃さぬよう、ぜひムビチケもゲットしてほしい!
■<キャストコメント>
●山本美月(篠田沙紀役)
「少し休んでいた期間があったので不安でしたが、草野監督とご一緒してみたかったのと、素敵なお話だったので受けさせていただきました。撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました。ひよりちゃんは初めましてでしたが、とても一生懸命で真面目で可愛い方です。この作品は、懐かしい気持ちになる方も居れば、また新鮮な気持ちになる方も居る、幅広い世代で楽しめると思います。この優しい空気感を感じに是非観に来てください」
●中川大輔(喜一役)
「以前、武道館にライブを観に行った際、偶然『大きな玉ねぎの下で』を口ずさんでいたんです。こんな恋愛素敵だなと思っていた記憶が、出演のお話を聞いた時に蘇りました。人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲につながっていて、台本を読む度に泣いてしまいました。現場では、監督の意向もあって、神尾さんを笑わせることを目標に演じていました。あさひも含めて3人で本当の同級生の空気を作れたと思います。みなさんの心に残る映画となっていますので、ぜひ映画館で観てほしいです」
●伊藤あさひ(小柴役)
「オファーいただいた際、楓珠くんからも『本当の友だちがいると嬉しい』と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました。台本を読んで、SNSなどが発達した時代ですが、想いを伝えるのには悩みながら人の手で書かれた手紙も素敵だなと改めて気づかされました。この映画には大切な人からもらう手紙のような安心感があります。『大きな玉ねぎの下で』という曲と共に、どこか懐かしい気持ちになりながら楽しんでいただけたら幸いです」
●休日課長(小柴役)
「高校時代、初めて『大きな玉ねぎの下で』を聴いた時、その曲と日本語の魅力に溢れた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなく嬉しかったです。手書きのメッセージだからこそ描かれる恋の魅力、美しさ、泣いてしまいました。私の演じた重田は、ちょっとイタい感じが自分とシンクロ。そんな私&重田に明るく接してくださった神尾さん、すっかりファンになりました。みなさん、映画を観にきてください。素晴らしいです」
●和田正人(望月役)
「小学生のころに聴いた名曲にインスパイアされた作品ということもあり、今作のお話を伺った時は、僕自身があのころにタイムスリップしたかのような懐かしい感覚になりました。神尾君との撮影は、より良い空気感のもとでシーンを作り上げようという想いを、言葉なくとも互いに共有できたように思えて、面白かったです。世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じてください」
文/山崎伸子
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