11月18日(月) 9:50
自衛隊の音楽隊員の給料は、基本的にほかの自衛隊員と同じ給料体系となっています。そのため、音楽隊員だからという理由で、特別手当が出るなどの給料に差が生まれることはないようです。
年代別における自衛隊員の平均年収は、表1の通りです。
表1
年代 | 平均年収 |
---|---|
20〜24歳 | 約374万円 |
25〜29歳 | 約428万円 |
30〜34歳 | 約440万円 |
35〜39歳 | 約509万円 |
40〜44歳 | 約599万円 |
45〜49歳 | 約637万円 |
50歳〜 | 約652万円 |
※防衛省・自衛隊 自衛隊帯広地方協力本部「自衛官募集」を基に筆者作成
基本的には年齢が上がるにつれて、平均年収も高くなる傾向があるようです。さらに、自衛隊員の方は、毎月の給料やボーナス以外にも手当が支給されるようです。例えば、自衛官候補生で入隊した方が3ヶ月後に2等陸士になった場合は、約20万円の一時金がもらえるとされています。
自衛隊の音楽隊員のおもな仕事内容は、以下の通りです。
●儀式や式典での演奏
●広報演奏
●自衛隊員の士気高揚
天皇即位や外国要人来日などの国家、国際的な行事で演奏を行います。さらに、儀式や式典だけでなく、一般国民向けに自衛隊の活動を理解してもらう目的も含まれるようです。
例えば、民間のイベントで演奏したり、町の会場でコンサートを行ったりなどがあげられます。また、自衛隊内部の士気を高めるためや、激励などの意味合いで行われる場合もあるようです。
しかし、自衛隊の音楽隊員は演奏活動だけを行っているわけではありません。小銃射撃や格闘技術の基礎的な訓練、災害時の派遣活動など、一般の自衛隊の任務も行います。
自衛隊の音楽隊員も自衛隊員の一員であるため、自衛隊の採用試験に合格しなければいけません。陸上自衛隊中央音楽隊のホームページによると、自衛隊の音楽隊員になるまでのおもな流れは、以下の通りです。
1・自衛隊地方協力本部に問い合わせる
2・自衛官採用試験を受ける
3・職種説明会に参加する
4・自衛官として採用される
5・新隊員前期教育を受ける(自衛官としての基礎知識や技術を修得)
6・新隊員後期教育を受ける(音楽隊員としての基礎知識や技術を修得)
7・各地の音楽隊に配属される
一般的には、上記の流れで自衛隊の音楽隊員を目指せるとされているようです。自衛隊地方協力本部は、防衛省のホームページから確認できるため、自衛隊の音楽隊員の詳細が気になる方は、確認してみてください。
自衛隊の音楽隊員は、一般の自衛隊員と同様の給料体系であり、特別な手当などもないようです。年収で見ると、20代で約380〜430万円、30代で約440〜510万円、40代で約600〜640万円、50代以上で約650万円となっています。
仕事内容としては、おもに儀式や式典、広報目的での演奏、自衛隊員の士気高揚があげられるでしょう。しかし、音楽活動だけでなく、一般の自衛隊員が行う基礎的な訓練や災害時の派遣活動などの任務も行っています。
自衛隊の音楽隊員になりたいと考えている方は、各都道府県の自衛隊地方本部に問い合わせてみてください。
防衛省・自衛隊 自衛隊帯広地方協力本部 自衛官募集
陸上自衛隊中央音楽隊 リクルート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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