ADHDの少女を演じ、史上最年少12歳で金馬奨・最優秀主演女優賞を受賞!台湾映画「トラブル・ガール」25年1月17日公開

アン・リー監督が「天才」と絶賛

ADHDの少女を演じ、史上最年少12歳で金馬奨・最優秀主演女優賞を受賞!台湾映画「トラブル・ガール」25年1月17日公開

11月18日(月) 8:00

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第60回金馬奨で6部門にノミネートされ、主人公を演じたオードリー・リンが史上最年少で最優秀主演女優賞を受賞した台湾映画「トラブル・ガール」(原題:「小曉」)が、2025年1月17日よりシネマート新宿ほかで公開されることが決定した。日本版ビジュアルと予告編、ジン・ジアフア監督のコメント動画、場面写真が一挙披露された。

【動画】「トラブル・ガール」予告編

本作は、ADHDの少女シャオシャオと、彼女を取り巻く人々を繊細かつ現実的に描き出したヒューマンドラマ。短編「A Cold Summer Day(英題)」で第54回金鐘奨脚本賞を受賞するなど、短編作品で実績を積み重ねたジン・ジアフア監督がメガホンをとった。ジン監督は、「普通の子どもたちよりも一見強く見られてしまう、シャオシャオのような子どもたちへも関心が集まり、理解される」ことを願いながら初の長編に挑んだ。

自分だけの世界を持ち生きる少女、シャオシャオ。学校では、孤立しクラスメートからいじめを受けている。家では、母親から厄介者扱いされ、海外で働く父親は不在がちで、身近な存在でありながら他人のよう。そんな彼女の感情を理解し和らげてくれるのは、担任のポール先生だけだった。 しかし、ある嵐の日、彼女は母親とポールが不倫していることを知ってしまう。シャオシャオは困惑しながらも、複雑な関係に適応しようとするが……。

主演に抜擢されたのは、「アメリカから来た少女」のオードリー・リン。感情を抑えるのが苦手な少女シャオシャオを演じ切り、歴代最年少の12歳で金馬奨主演女優賞に輝いた。アジア人で初めてアカデミー賞監督賞を受賞した金馬奨審査員長のアン・リー監督に「天才」と言わしめた若き才能だ。

母親役を演じたのは、「悲しみより、もっと悲しい物語」のアイビー・チェン。不在がちな父親と問題ばかり起こす娘に悩まされる母親という難役を全うし、今作で金馬獎の最優秀助演女優賞にノミネートされたほか、台北映画祭で受賞を果たした。担任の英語教師ポール役は、「Beyond the Dream(英題)」で第57回金馬獎最優秀新人賞にノミネートされた香港出身のテレンス・ラウが務めた。

本作は、金馬奨に加えて、第26回台北映画祭や第26回ウディネ・ファーイースト映画祭、第19回大阪アジアン映画祭など、各国の映画祭で注目を集めた。ジン監督のコメントは以下の通り。

【ジン・ジアフア監督】

こんにちは。『小曉』の監督のジン・ジアフアです。
小曉が映画館で日本の皆さんとお会いできるようになり、とても嬉しいです。
小曉は少し気性が荒い子で、彼女が経験していることは、私たちが想像するような幼少期とは異なります。
現代の子どもたちに目を向けて、映画館へ来ていただけると嬉しいです。ありがとうございます。

※記事初出時、見出しに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

【作品情報】
トラブル・ガール

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