櫻井海音「【推しの子】」アクアを演じるのは「再現性を追求していた毎日でした」

齋藤飛鳥、櫻井海音、齊藤なぎさが「ドラマ&映画『【推しの子】』ワールドプレミア」に登壇/撮影:田中隆信

櫻井海音「【推しの子】」アクアを演じるのは「再現性を追求していた毎日でした」

11月18日(月) 6:30

齋藤飛鳥、櫻井海音、齊藤なぎさが「ドラマ&映画『【推しの子】』ワールドプレミア」に登壇
【写真】櫻井海音が自撮り棒を使って登壇者を撮影

櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あのが、11月17日に都内で行われた「ドラマ&映画『【推しの子】』ワールドプレミア」に、共演者の吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、さらにスミス監督、松本花奈監督と共に登壇した。

■櫻井海音「オファーを頂く前からずっと原作の大ファン」

2020年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で赤坂アカと横槍メンゴのタッグで連載スタートした本作は、伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、芸能界という複雑な世界に躊躇なく斬り込む斬新なストーリーに衝撃が走り、コミック累計1800万部以上を発行し(2024年8月現在)、アニメ第2期の放送を終えても勢いは収まらない。

そんな人気作品をAmazonと東映が手を組み、ドラマシリーズ「【推しの子】」と映画「【推しの子】-The Final Act-」として実写映像化し、世界へ配信する。

アクア役の櫻井は「オファーを頂く前からずっと原作『【推しの子】』の大ファンでした。もし実写化されるなら、ぜひアクア役をやらせていただきたいなと思っていたら、本当にオファーを頂けて光栄です」と、オファーをもらった時のことを振り返る。

「現場に入ってからは、人気作品を実写化するということに対して、最大の愛とリスペクトをもって接しなければいけないと思いました。自分が演じるシーンで、原作ではアクアはどんなふうに立っているのか、どんなせりふの言い回しをしているのか、ということを毎回毎回確認しながら、再現性を追求していた毎日でした」と撮影におけるこだわりも明かした。

櫻井海音

■齋藤飛鳥「卒業してからのこの役だったので相当の覚悟が必要でした」

齋藤飛鳥は、「ポップに書いていただけたらうれしいんですけど」と前置きをした上で、「最初にオファーを頂いた時、素直にやりたくなくて普通にお断りさせていただきました。『私がやる必要がないんじゃないかな』と思ったんです」とオファーを一度断ったと告白。

「それでも再度オファーを頂きまして、『【推しの子】』を実写化するにあたって何を描きたいかというお話を具体的に聞かせてもらって、それが狙いならもしかしたら私でも“星野アイ”を演じられるかもしれないなって。あと、スタッフさんの熱意も受け取らせていただいて、ちょっと頑張ってみようかなと思って受けさせていただきました」とオファーを受けた理由と経緯を語った。

アイドルグループ・乃木坂46を卒業した後にアイドルを演じたことについては「12年ぐらいアイドルをやらせていただいて、卒業してからのこの役だったので相当の覚悟が必要でした。でも、自分のファンの人が二度とアイドル姿の私を見られないと思っていたのに、また見ることができるというので、楽しんでいただけたらいいかなと思いました」と答えた。

アイ役の齋藤飛鳥

「ドラマ&映画『【推しの子】』ワールドプレミア」より

■齊藤なぎさ「久々にアイドルできてると思って懐かしい気持ちに」

アクアの双子の妹で、アイの子どもでもあるルビーを演じる齊藤なぎさは「=LOVEっていうグループで13歳のころからアイドルをやらせていただいていたんですけど、ちっちゃいころからずっとアイドルになるのが夢で、アイドルをしている最中もずっとアイドルが好きだったので、そこはルビーちゃんと似てるかなって思います」と、自身と役柄の共通点を語る。

そして、「アイドルに対する強い憧れは自分自身も持っていたので、うまく演じられたんじゃないかなって思いますし、歌もダンスも覚えることが多かったんですけど、久々にアイドルできてるって思って懐かしい気持ちにもなりました。ファンの皆さんが喜んでくださったら私自身もすごくうれしいので、アイドル姿、演技している姿を目に焼き付けていただけたらうれしいです」と、齋藤飛鳥と同じように、再び“アイドル”になれたことを楽しんでいたようだ。

ルビー役の齊藤なぎさ

■原菜乃華、有馬かなは「過去一“共感”できるキャラクター」

有馬かな役の原は「もともと原作を読ませていただいていて、有馬かなに感情移入しすぎてちょっとつらくなって読むのを止めてしまったくらい、過去一“共感”できるキャラクターだったので、その役を演じさせていただけたのはすごくうれしかったです。それと、物心ついて初めての夢がアイドルになることだったので、こんな最高の形でかなえさせていただけて本当に夢のような時間でした」と、“子役出身”という役との共通点もうまく演技に生かし、“アイドルになる”という夢も実現できたことで、表情からも達成感と満足感が伝わってきた。

天才女優で、恋愛リアリティーショーで誹謗中傷を受けてしまう黒川あかねを演じた茅島は、「今までクールな役を演じることが多かったんですけど、あかねちゃんは正反対というか、内気で、周りがよく見えていておとなしいキャラクターなので、監督さんとも相談させていただいて、声のトーンを少し上げてみたり、アクアと出会ってから変わっていくあかねちゃんを意識して劇中では演じていました」と、役づくりと撮影時に気を付けていたことを伝えた。

有馬かな役の原菜乃華

■あの、MEMちょを演じるために初めて金髪に

MEMちょ役のあのは「今までやったことないことがいっぱいありました。髪形とか、髪色もずっと黒だったんですけど初めて金髪にしたり、撮影期間中にYouTubeを始めてみたりして、“MEMちょの気持ちってどんなんだろう?”ってどんどん興味が湧いてきました。自分もアイドルをやっていたんですけど、その時には感じられなかったことをMEMちょは感じているなぁってすごく思って役を務めさせていただきました」と新しい挑戦といろんな発見などが多かったという。

「性格とかは正反対なんですけど、自分の良さと悪さというか、良いとこも悪いところも一番理解してそれを表に出すというのは、僕が普段ライブとかでやっていることと同じなので共感できました」と役への共感についても語った。

ほか、出演者たちはトークセッションで撮影中のエピソードなどを披露し、会場を盛り上げる。そして最後は、櫻井が「一読者、『【推しの子】』のファンとしてこの作品に出合えたことを本当にうれしく思っています。そして赤坂先生、横槍先生が生み出してくださった『【推しの子】』という作品に対して最大限向き合って、愛とリスペクトをもって作り上げたのが、ドラマ『【推しの子】』と映画『【推しの子】-The Final Act-』です。なので皆さん、どちらも見ていただけるとうれしいです。よろしくお願いします!」というメッセージを伝えて、イベントを締めくくった。

ドラマ「【推しの子】」(全8話)は11月28日(木)夜9時よりPrime Videoにて世界独占配信開始。初回は1話から6話を配信し、12月5日(木)夜9時に7話と8話が配信される。映画「【推しの子】-The Final Act-」は、12月20日(金)より東映配給にて全国公開。

◆取材・文=田中隆信



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