今年はルーキーのシード入りが“ゼロ”政田夢乃は前半戦出場権にも一打及ばず「課題ができました」

政田夢乃はシードにあと一歩届かず…。今年のルーキーのシード入りは“ゼロ”という結果に終わった(撮影:上山敬太)

今年はルーキーのシード入りが“ゼロ”政田夢乃は前半戦出場権にも一打及ばず「課題ができました」

11月18日(月) 7:30

提供:

<大王製紙エリエールレディス最終日◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>

大会終了時点のメルセデス・ランキング(以下MR)で、50位までに入った選手たちの来季シード入りが確定した。ランキングによる初シードは、MR31位の鶴岡果恋、34位の小林夢果、35位の小林光希、36位のウー・チャイェン(台湾)の4人だったが、このなかに昨年のプロテスト合格者はひとりも名を連ねなかった。



山下美夢有が今週ゲットした車は?【写真】


そんなルーキーたちのなかで最もシード入りに近づいたのが、MR61位で大会を迎えた政田夢乃だった。3日目を終えて、2位タイ。山下美夢有、鈴木愛という女王経験者2人と最終日最終組に入った。「思ったよりも緊張しませんでした。トップと差が開いていたので、自分のゴルフをして最低限5位に入りたいという気持ちでした」。逆転シード入りへの目安だった単独5位以上を視界に入れてプレーした。

しかし10番までに3つ落とす展開。15番は1メートル弱、16番は3メートルを決めて連続バーディを奪ったが、取りたかった最終18番は残り166ヤードから6番UTで放った2打目が右7メートルと寄らず、スコアを伸ばせなかった。「72」と1つスコアを落とし、トータル14アンダーの7位タイに終わった。

この結果、MR56位に終わり初のシードは逃した。さらに51~55位までの選手が得られる、来季の第1回リランキングまでの出場権にも、あと一歩手が届かなかった。55位の笠りつ子との差は1.68pt。たら・ればにはなってしまうが、この日をイーブンでまとめ、5位タイになっていれば累計ポイントは431.74ptでMR54位だった。まさに“一打に泣く”ことになってしまった。

QTランキング147位で始まったシーズンは、下部のステップ・アップ・ツアーで開幕を迎えた。レギュラーツアー初出場は5月の「リゾートトラストレディス」で、いきなり8位と活躍した。第1回リランキングを30位で突破すると、8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」では優勝争いのすえ2位になった。急ピッチにシード入りへの階段を昇ってきたことになる。

「お客さんの数や、グリーンスピード、コンディション、セッティングがステップと違っていて、たくさんいい経験ができました。レギュラー2戦目(ヨネックスレディス)で予選落ちして、その時は不安だったけど。ここからは予選も通過して自信になりました。でも、決勝ラウンドで伸ばせない課題ができました。来年はそこで伸ばせるように」

課題と収穫が混じるルーキーイヤーだ。プレッシャーがかかる局面で女王2人とラウンドしたことも、「ミスが見えない。フェアウェイをキープして、攻めるところは攻める。守りながらも攻めるよう姿も見え、パターも上手。欠点が見当たらない。勉強になりました」と、来年の糧になりそうだ。MRによりQTはファイナルから出場する。「準備もしている。来週1週間空くので、しっかり調整して上位にいけるように頑張りたい」。2年目の飛躍へ、ここから準備を整える。

このほかのルーキーでは、菅楓華がMR63位、高木優奈がMR68位でファイナルQTから出場できる。昨年は神谷そら、一昨年は川崎春花と、ルーキーがシードのみならずメジャー制覇を果たすなど、若い力の台頭が目立った。今年は少しさびしい結果となったが、来年は2023年合格組の“96期生旋風”が巻き起こることに期待したい。


<ゴルフ情報ALBA Net>
【関連リンク】
【確定版】来季のシード選手は?最新ランキング
大王製紙エリエールレディス最終結果
“来季ツアーの顔役”シード選手が確定!ランキングによる初シードは4人…一方で喪失10人と“明暗くっきり”
31試合で2億5913万円!竹田麗央がシーズン獲得賞金の最高額を更新「物欲はないので…米ツアーの経費に」
ALBA.Net

新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ